最新情報 2025年度

ニュース

7月28日、8月1日、5日、20日、28日、人間社会学部の丸浜千紘専任講師のゼミナール生が、小学生に夏休みの居場所を提供しつつ、保護者の負担軽減に貢献する「サマーチルドレンプロジェクト2025」を開催しました。

このプロジェクトは、2022年度の同学部の科目「子どもと家族の心理学」(担当:丸浜専任講師)で行なわれた、子育て支援環境のインタビュー調査とフィールドワークを基にした企画がきっかけとなっています。授業を履修していた丸浜ゼミナールの学生が実現したいと大学に提案し、同ゼミナールの学生有志が中心となって2023年から実施しています。

例年、対象としている本学近隣の3つの小学校から定員を上回る応募があり、今年度は延べ170名が参加。8:30~17:00まで学習、学生企画の多様なレクリエーション、学校探検などをしながら、同ゼミナール生ほかワンデースタッフの学生とともに過ごし交流を深めました。

丸浜ゼミナールは、「ピアサポートの視点で考える心の問題とその対処」を研究テーマとしています。ピアサポートとは、同じ立場や似た経験をもつ者同士が互いに支え合う活動やしくみを指します。同じ地域で暮らす学生と子育て世帯が社会課題に目をむけ、支え合い、交流を深め、心のサポートや個人の成長にもつなげる取り組みをプロジェクトを通して行っています。

サマチル
サマチル

学生コメント

昨年の反省を生かし、学生それぞれに責任ある役割を与え、情報共有を重ねて連携を強化しました。その結果、子どもたちに寄り添い、学生たちと安心して過ごせる場づくりができたと思います。この経験で再度、ピアサポートの本質である「それぞれが相手の気持ちを想像し、柔軟に支えることの大切さ」を実感しました。今後は職場や地域、家庭などさまざまな場面での「支え合える関係づくり」に生かしていきたいと思います。

人間社会学部4年 北澤怜恩さん(桜林高校出身)