最新情報 2020年度

重要

5月4日、政府は新型コロナウイルス感染対応の緊急事態宣言を今月末まで延長することを明らかにしました。3密(密閉、密集、密接)回避、外出自粛などわたしたちの行動は引き続き厳しく制限されます。自分を守り、他人を守り、社会を守るために、責任ある行動が求められているわけで、皆様のご苦労はいかばかりかと拝察いたします。
本学園としても学生・生徒の健康を守るために、大学は当面、春学期一杯の登校禁止、付属高校は5月末までの休校を決めています。この間、授業はオンラインで行います。

こんなことを余儀なくされるとは、2、3カ月前までは、世界のだれもが予想すらしていなかったと思います。3カ月ごとに世界経済見通しを発表するIMF(国際通貨基金)の担当者は、4月半ばの記者発表の冒頭、「この3カ月で世界は劇的に変わった」と述べました。同時に1930年代の世界大恐慌以来の戦後最大の不況となるという予測を明らかにしています。

いうまでもありませんが、不況のカゲはすでにわたしたちの身近に迫ってきています。人の動きが止まれば各種サービス業は直撃を受けます。これによって学生のみなさんのアルバイトの機会は急速に消滅してしまいました。本学園は対応策として7日、総額5億円規模の緊急支援策をまとめ公表しました。

また教職員のみなさんには、オンライン授業、時差出勤、テレワークなど経験したことのない事態に懸命に立ち向かっていただいております。心から感謝申し上げます。

2020年度は、社会科学の総合大学としての基盤強化をうたった第2期中期経営計画が本格的にスタートし、長年の懸案だった付属高校の建て替え工事も始まるなど、千葉学園にとって輝かしい未来が開かれる年に当たります。厳しい経営環境が続きますが、わたしたち学園関係者、打って一丸となって難局を乗り越えましょう。

学校法人千葉学園
理事長 内田 茂男