最新情報 2020年度

重要

学長メッセージ

秋学期の開始にあたり

ようやく猛暑が去り、さわやかな秋が来ました。秋学期は学生諸君に、市川キャンパスに来てもらうことができます。

コロナ禍の下、本学は学生の健康と安全を確保するため、他の大学に先駆けて2月末から様々な対応をしてきました。9月20日まで入構禁止措置を取ってきたのも、安全確保が最優先だからです。

すでにお伝えしましたが、9月1日にコロナ感染拡大の状況を判断し、それまでのレベル3の判断からレベル2に引き下げました。このレベルとは、正常な状態をレベル0、政府が緊急事態宣言を出した状態が最悪でレベル4と定義しています。

このように、状況は改善しつつあると判断しましたので、秋学期の授業はできるだけ多くの面接授業を行い、学生諸君の希望に答えられるようにしたいと考えます。しかし、十分な安全確保をするためには、物理的な制約もありますので、遠隔授業のものもかなり行わなければなりません。対面式の授業は全体の3割強になります

大学の学びは、一部のものは遠隔授業でも可能で効果もありますが、演習や実習、実験などを伴うものは対面でないと難しいものがあります。やはり、キャンパス内での直接の面接授業なしでは十分な教育はできないと私は考えます。そして、授業や課外活動などを通じた学生相互の交流が大切です。

これらの総合的な活動で大学生活は成り立ちますので、できるだけキャンパスに来られる状況を作りたいと、私たち教職員は考えています。コロナ対策と教育効果の向上、そのバランスを適切に取り、皆さんが充実した大学生活を過ごせるようにして行きます。

例えば、キャンパス内では教室などの共用部分は特別の費用をかけて抗菌処置も行いました。また、遠隔授業もできるだけ効果的になるよう設備の整備や教職員のスキルの向上などにも努めています。秋学期からは、キャンパスで多くの皆さんの笑顔を見られることを、教職員一同、楽しみにしています。

千葉商科大学
学長 原科幸彦

秋学期の対応に関する基本方針

  1. 10月3日(大学院)、10月5日(学部)から開始される秋学期の授業は、通学による対面式の面接授業ないし遠隔授業で実施する。面接授業は、各学部、各研究科において、ゼミナール科目及びその他の一部の科目で実施する。また、面接授業の場合において、次のものについては、申請に基づき、授業配慮(遠隔授業のみでの実施)を行う。
    • 海外から入国できない留学生
    • 地方に滞在したままで遠隔授業の受講を希望する学生
    • 感染リスクへの警戒から遠隔授業の受講を希望する学生
  2. 入構禁止措置を緩和し、学生及び教職員に対し、一部を除き大学施設の利用を可能とする。
    なお、入構及び各施設の利用等については、「面接授業実施下における新型コロナウイルス感染症感染及び感染拡大予防のためのガイドライン」を遵守するものとする。
  3. 部活動等において各連盟・団体等の方針に合わせ、一定の要件を満たし、感染防止や安全配慮を含む留意事項等に誓約した団体は活動を認める。 なお、大学に無断で活動を行った団体、あるいは活動再開後にあらかじめ定められたルールを遵守しない団体については、活動停止もしくは団体の認可を取り消す場合がある。
  4. 大学主催の各種イベントは、申請に基づき、感染防止策等を確認の上、了承されたものは実施を認める。
    学内での実施を認められたイベントに関し、在学生を対象に広く実施するものについては、地方在住のまま過ごす学生も一定数見込まれることから、オンラインでの実施、もしくは学内とオンラインの両方での実施とする。
  5. 学生・教職員共に、3密(密集、密接、密閉)の回避を含む「新しい生活様式」に則った行動をとる。
  6. 事態の変化に応じて方針を変更することがある。
    最新の情報は、本学Webサイトにて発表する。