最新情報 2020年度

ニュース

2020年12月16日、商経学部インゼミ大会(プレゼンテーションによる成果発表会)をオンラインで開催しました。この大会は、1~3年生は1年間の学修の成果を発表することで学修成果の振り返りの場として、4年生は卒業論文への新たな気づきの機会となることを目的に2018年より実施しています。

今年度は自由論題部門と統一論題部門の2部門に分かれ、合計13件の参加がありました。参加者はMicrosoft Teamsを使用したオンライン形式でプレゼン15分、質疑応答10分を行い、7名の教員が着眼点、論理性、情報活用力、プレゼン力、質問対応力の各5点、合計25点で審査。それぞれの部門において最優秀賞1グループ、優秀賞1グループを決定しました。

審査した教員からは「自分たちのアイデアを伝えようとする姿勢が見られた」「全員が課題に積極的に取り組んでいた。これからの大学生活でもその姿勢を大切にしてほしい」「質問に対しての対応力が高く、自分の言葉で回答することができていた。」と講評がありました。

学生たちは調査研究により現実の社会課題を解決することの難しさを実感するとともに、プレゼン発表から他者の研究内容を知ることで今後、自分自身の学修に対する課題を認識することができたようです。

受賞作品

自由論題部門

  • 最優秀賞
    「日本におけるフェアトレード商品の普及と展望」
    商経学部 経済学科4年 梶本いるる(都城商業高校出身)
  • 優秀賞
    「テーマパークのアトラクション投資と経済性評価の関係」
    商経学部 経済学科3年 加藤海都(千城台高校出身)

統一論題部門(テーマ:オンラインで商大生活を楽しむ方法)

  • 最優秀賞
    「オンライン生活をスムーズに」
    商経学部商学科1年 椎名朱里(佐原白楊高校出身)、石原大輔(本学付属高校出身)、小川翔(諏訪実業高校出身)、栗山悠誠(霞ケ浦高校出身)、山森大雅(足立高校出身)、吉田結菜(市川高校出身)
  • 優秀賞
    「オンラインゲーム大会を開こう」
    商経学部 経営学科1年 宮路真広、高橋優大(沼南高校出身)、田中美羽(草加高校出身)、片桐優斗(小諸商業高校出身)
2020年度インゼミ大会
2020年度インゼミ大会
2020年度インゼミ大会
2020年度インゼミ大会

左上:学生による報告の様子、右上:教員による審査の様子、左下:表彰式の様子、右下:久保学部長による祝辞

学生コメント

元々貧困問題やSDGsに興味があり、ゼミでフェアトレードについて学んだことをきっかけにより深く学びたいと思いました。フェアトレード商品は日本ではまだ普及しているとは言いがたい状況です。この課題を解決すべく卒業研究論文のテーマに選びました。今回のプレゼン発表を通して、フェアトレードに対してさらに追及していきたいと感じました。今後、フェアトレード商品の普及に向けて何かしらのアクションが起こせるよう、この問題について継続して考えていきたいです。

梶本いるるさん

千葉県にある日本で最大級のテーマパークは投資額も莫大であるため研究対象に選びました。加えてテーマパークの投資額を調べていく中で疑問が出てきたため、経済性評価と投資額の関係性をテーマに選びました。プレゼン発表にあたり、専門用語の説明を取り入れつつ、図やイラストなど使用し、聞き手が想像しやすいように工夫しました。

加藤海都さん

オンライン授業での不便さを解消できるアプリがあればと思い、テーマを選びました。共通のテーマが決まっていたため、他の発表といかに差別化できるかということに重点を置いて発表内容を考えました。発表後、先生方から自分たちでは全く気付かなかった点を指摘され、とても勉強になりました。また他のグループの発表は自分たちにはない発想や資料の仕上がりなど参考になりました。初めてのプレゼン発表で伝えたいことを正確に伝えることができるか不安がありましたが、チームメンバーと協力して仕上げることができました。

椎名朱里さん

「オンラインで商大生活を楽しむ方法」として手軽かつ協働性の高いものは何かを考え、「オンラインゲーム大会」を提案しました。プレゼン発表をするにあたり、わかりやすく伝えつつ、資料も含め発表内容をシンプルにすることに苦労しました。また、シンプルにした分質疑応答で補足するような構成にしました。そのため、先生方に発表後の質疑応答を評価いただきとてもうれしかったです。 今後、コロナウイルスが終息するまでに時間がかかることを考えると就職活動等でもオンラインでのプレゼン発表の機会が多くなると思いますので今回の発表はその予習としていい経験になりました。

宮路真広さん