最新情報 2021年度

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人間社会学部4年生(2021年3月卒業)の桑谷優作さん、絹川諒弥さんが介護福祉士に現役合格しましたのでお知らせします。

介護福祉士は社会福祉専門職の介護に関する国家資格です。介護福祉士国家試験を受験するには、指定された養成施設もしくは福祉系高校で定められた科目・単位を取得して卒業、または3年以上の実務経験および「実務者研修」を修了する必要があります。

人間社会学部は2017年度に湖山医療福祉グループ(代表:湖山泰成氏、東京都中央区)の協力を得て、修学支援金制度を創設し、超高齢社会における福祉需要の高まりに応じて、介護・福祉職員の不足や労働環境の整備といった現場の課題を解決し、健全な経営で施設を支えるマネジメント人材の育成に取り組んでいます。
この制度は在学中の4年間、湖山医療福祉グループの施設において介護業務に従事し、介護福祉士の受験要件となる従事日数(540日以上)の達成をめざすことを条件に、学内および同グループによる選考を経て、受給生を決定。月額3万円、1年間で授業料70万円の約半分に相当する金額を最長4年間給付します。

桑谷さん、絹川さんは1年生から介護福祉士の資格取得をめざし、本制度の受給生として初めての現役合格者です。週2~3日介護の技術、施設の仕事、働き方などを現場で学びながら、学業との両立に励み、介護福祉士国家試験の受験資格を取得。2021年1月31日(筆記試験)と3月7日(実技試験)に実施された第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験を受験し、現役合格を果たしました。

学生コメント

桑谷優作さん

在学中は講義の他にもゼミやアクティブ・ラーニングの活動があり、施設でのアルバイトも体力を使う仕事が多いため、両立するのは大変でした。それでも介護福祉士の資格を早く取りたいという気持ちが強かったので続けることができました。就職後に国家試験の勉強をするのは大変だと思っていましたので、在学中に資格を取得したいと思い、従事日数に達するようにスケジュールを調整しました。
将来は「この施設に来て、本当に良かった」と思っていただけるようなサービスを提供し、多くの利用者を笑顔にすることができる介護福祉士になりたいです。

桑谷優作さん

絹川諒弥さん

学業とアルバイトの両立は大変でしたが、従事日数に達するように毎月目標日数を決めて勤務するように心がけました。同じプログラムに参加している友人に悩みを相談することができたので継続することができたと思います。また利用者の方に「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえることがモチベーション維持につながりました。
将来は利用者の方に安全と安心感を与えつつ、日常の楽しみを提供できる介護福祉士になりたいと思います。経験を積み、ゆくゆくはケアマネージャーの資格に挑戦してみたいと考えています。

絹川諒弥さん

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