講演会「コロナ禍の困窮ベトナム人支援について」を開催しました

6月23日、ベトナム人の命と人権を守る活動を通して、"ともにいきる"社会を実現することをめざす団体「NPO法人日越ともいき支援会」代表理事の吉水慈豊氏をお招きし、講演会「コロナ禍の困窮ベトナム人支援について」を開催しました。

NPO法人日越ともいき支援会は、日本にいる在留ベトナム人技能実習生や留学生から、職場や学校での劣悪な環境や待遇に対して日々相談を受けるほか、住居の確保、帰国できない若者たちの保護、労使交渉にまでに及んだ支援を行っています。
吉水氏には、コロナ禍で在日ベトナム人が直面した多くの問題と、日越ともいき支援会が彼らへの支援で特に力を入れたことについてご講演いただきました。

講演会には学生14名が参加し、在留ベトナム人技能実習生や留学生が直面している問題について熱心に聴講しました。

学生コメント

• 少子高齢化が進む日本において、技能実習生の方の存在は重要であり、話を聞きたいと思って参加しました。正直、日本で起こっている事実にとても驚き、この現状をどうすれば変えていけるのか、考えていかなければならないと感じました。
• 将来、日本で困っている外国籍の人を助ける活動をしたいと考えています。メディアには出ていない悲惨な現状を知り、日本が外国籍の人にとって良い国なのか疑問に思いました。講演会を聞いて、より一層このような人たちを救いたい気持ちが強くなりました。
• 日本で技術を学び頑張ろうと夢を持って来ているのに、日本で死んでしまったり、良い事がないまま国へ帰る事などあってはならない事だと思いました。自分の立場に置きかえて考えることが大切だと感じました。