最新情報 2022年度

ニュース

人間社会学部では、学内でフードパントリーやフードドライブを定期的に開催することを目的に、フードバンクに取り組む市川市社会福祉協議会と連携し、「フードバンク学生チーム」を2021年12月に発足しました。

長引くコロナ禍でアルバイトのシフト減少に加え、物価の高騰など学生の経済状況に影響が生じています。また、日常生活における「人との繋がり」も減少していることから、フードバンク学生チームは、フードパントリーを通じて人と人との繋がりをつくること、〈支え合い〉の活動を行えることに着目し、企画・運営に取り組んでいます。この取り組みは、市川市社会福祉協議会からコンビニエンスストアの在庫商品ならびに個人で寄付があった食品(お米、レトルト、缶詰、ドレッシング)、飲料水(コーヒー、栄養ドリンク、ジュース)、日用品、文房具、生理用品などの提供を受けて実施しています。

数回のフードパントリー実施を経て、2022年4月からは「CUC PANTRY」として、月1回定期開催(授業期間のみ)をしています。学生へのアンケートでリクエストの多かったお米については、LINEを用いて事前に予約を取ることで、確実に必要としている学生へ届けるような工夫を取り入れています。6月は約120名、7月は約80名の学生が活用し、「いつも助かっています」「素敵な活動だと思います」など感謝の声が多く聞かれました。

次回の実施は、秋学期開始後の10月中を予定しています。

フードパントリー
フードパントリー

学生コメント

授業でフードバンクちばを取材し、フードバンクの存在、日本での貧困問題を知り、大学でも出来ることがないかと思っていました。想像以上に生活に困っている学生は多くおり、社会福祉協議会に頼るだけでなく、今後も継続して活動を行えるように、学内でも食品を回収するフードドライブの仕組みを導入しようと準備しています。社会へ出てからも、相対的貧困で苦しむ人々にフードパントリーのような支援を行っている企業に勤め、社会に貢献したいと思っています。

人間社会学部3年 太田紗那さん(いわき光洋高校出身)