最新情報 2022年度

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人間社会学部勅使河原隆行教授のゼミナールでは、柏市にある「柏ブルワリー本店」とオリジナルクラフトビール第3弾「癒和珈琲YELL」を開発しました。

勅使河原ゼミナールでは、地域活性化や復興支援をテーマに、ソーシャルワークの視点を踏まえた商品開発などの活動を行っています。千葉県産の原料を使った商品や、新型コロナウイルス感染症の最前線で闘う医療・福祉関係者の方を想った商品などを多く開発してきました。

ビールにおいては、千葉県内の障害者福祉施設(社会福祉法人佑啓会ふる里学舎蔵波)で栽培のトマトを使用した「ルビール」、千葉県山武市の「海水ねぎ」を使用した「ネギラエール」の開発実績があります。

今回、勅使河原ゼミナールの活動を知った柏ブルワリー代表の梅﨑勝さんから「ぜひ一緒に商品開発をしてほしい。」との依頼があり実現しました。梅﨑さんも「地産地消商材」を大切にした商品、食品ロスに貢献する商品などを開発されています。

学生たちの中で、第3弾ビールには既存商品を生かして、2021年にコロナ禍での医療・福祉関係者に向け開発した「癒和珈琲」を使用したいという思いがありました。梅﨑さんからコーヒーとビールの相性はとても良いという後押しもあり、未だ続くコロナ禍で働く方々、さまざまな問題に直面する方々へ「癒し」と「エール」を届ける商品としました。学生たちは梅﨑さんの指導の下、ビールと一緒に「エール」も瓶に詰め込んで完成させました。

  1. 商品開発に関わった学生は全員20歳以上です。
  2. リカージャック原田屋市川店、リカージャック富浜店、原田屋行徳店、株式会社CUCサポートで販売しています。今後、取扱店を増やしていく予定です。
癒和珈琲YELL
癒和珈琲YELL

学生コメント

学生

私は癒和珈琲YELLのラベルデザインを担当しました。ゼミの先輩方が開発した癒和珈琲のコンセプトや思いを大切にすることを心がけました。多様性や共生社会の視点から、今回は2種類のデザインを作りました。今後もデザインの種類を増やしていくことも考えているので、多くの方にその時の気分で楽しんでもらいたいと思います。世界中でさまざまな問題がありますが、人々の多様性や多様な生き方、価値観に寛容な社会が訪れることを願っています。

人間社会学部3年 関谷遥