最新情報 2022年度

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政策情報学部では、1月26日にシナリオライティングの授業において映画監督の金子修介氏をゲストスピーカーに迎えた特別講義を実施しました。

この授業では主に映像作品用のシナリオを書く実習を通して、シナリオ(脚本)制作における言葉の選択、表現能力の向上を目標としています。全13回の授業の総括となる今回は2~4年生の学生75名が参加しました。

講義では、シナリオが実際に映像制作の現場でどのように使用され、必要とされているか、映画監督の視点から語っていただきました。質疑応答では、映画監督になったきっかけや経緯、表現するにあたって意識していること、映画業界の現状など、学生から多くの質問が寄せられました。

金子氏は「映画を見て自分の意見を持つことが大事である。周りの意見に左右されず、何が正しいか自分の考えをしっかり確立させてほしい」「作品製作に必要なのはものづくりへの自己衝動をどこまで広げられるか、そのためには人生の様々な経験を積むことが大切」と学生へメッセージを送りました。

金子修介氏による特別講義
金子修介氏による特別講義

金子修介氏のプロフィール
1955年東京都生まれ。都立三鷹高校卒。1978年東京学芸大学卒業、助監督として日活入社。
【受賞歴】
『1999年の夏休み』『ラスト・キャバレー』ヨコハマ映画祭監督賞、熊本映画祭監督賞を受賞(1988)、『ガメラ 大怪獣空中決戦』ブルーリボン賞監督賞、ヨコハマ映画祭監督賞を受賞(1995)、『ガメラ2 レギオン襲来』第17回日本SF大賞受賞(1996)
【主な監督映画作品】
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)、『デスノート』(2006)、『デスノート the Last name』(2006)、他多数

学生コメント

金子監督の作品である「ガメラシリーズ」が好きなので、実際にお話を伺えたことは大変貴重な体験になりました。映画監督という職業のリアルな場面なども細かく知ることができました。監督の「さまざまなものにアンテナをはって、情報や概念に捕らわれずに自分自身で感じ取っていく」という言葉を日々の生活で意識していきたいと思います。

政策情報学部4年 西川春(本学付属高校出身)

金子監督が手がけた映画の裏話や、学生時代に撮った映画のエピソードなど貴重なお話を聞くことができました。「新しいアイデアを生むためには何が大切か?」という質問に「常に多様なアンテナを張ることが大切」と仰ったことが印象的でした。将来クリエイティブ関係の仕事をするので、多様なアンテナを張っていきたいと思います。

商経学部商学科2年 尾藤直哉(流山おおたかの森高校出身)