最新情報 2023年度

ニュース

国際教養学部の2年次生(一部3年次生)37名は、9月より本学協定校であるアメリカ、ニュージーランド、マレーシア、中国での語学研修や研究活動を行う「海外研修」に臨んでいます。
学生たちは現地学生との交流や語学学習に加え、出発前に担当教員と研修先に特化した研究テーマに沿って、フィールドワークやアンケート調査、インタビューなどを実施しています。12月中旬の帰国後には、事後講義を行い、研究報告会を予定しています。

学生コメント

留学先:ウォッシュバン大学(アメリカ)
授業は月曜日から木曜日まで授業があり、金曜日はさまざまな国から来ている留学生と一緒に行う「Culture」の授業があります。アクティビティもたくさん用意してくださっており、ハロウィン当日は多くの人が仮装をして授業を受けたり、パンプキンカービングをしたり、日本と比べてハロウィン盛大に楽しんでいたことが印象的でした。現地研究は、2019年にアメリカで起きた白人警察官の差別的かつ不適切な拘束方法によって殺害された事件から、人権に関するトピックに興味を持ち、多民族国家であるアメリカへの留学が決まり、この研究テーマに決めました。偶然にも寮のルームメイトが全米有色人種地位向上協議会(National Association for the Advancement of Colored People)のメンバーだったこともあり、彼女とアメリカの人種差別に関する課題や今後取り組むべきこと、また日本との比較について話し合いました。今後は大学内で行われている人権に関する会議に参加したり、カンザスの人種差別の歴史について学べるミュージアムに行くことを予定しています。

国際教養学部2年 前百萌子(宇治山田商業高等学校出身)

海外研修実施
海外研修実施

留学先:ワイカト大学(ニュージーランド)
授業のクラスは語学力に構成されており、1クラス15名前後、発音練習、文法、アクティビティが多く、英語を使って話す割合が多いです。国柄、マオリ語を学ぶ機会も何度かあります。現地研究は、大学入学前からジェンダー問題やLGBTQに興味があり、ニュージーランドは男女平等が世界的に進んでおり、この研究を行うのに最適な場所でした。現地で行われているEnglish clubというアクティビティに参加し、外国人の友達を作ることができたので仲良くなった現地学生にインタビューをしようと思っています。ニュージーランドはホームステイで、私はホストマザーと2人で暮らしています。彼女は、マオリとキウイのハーフで、料理が上手です。また、ニュージーランドでは規則正しい生活を送ることができているので、彼女とのコミュニケーションを大切にしていきたいです。

国際教養学部2年 粕谷六花(富里高校出身)

海外研修実施
海外研修実施

留学先:アジアパシフィック大学(マレーシア)
授業は、自分の英語のレベルに分かれて受講しています。月に2回のプレゼンテーションやグループワークが多く、実践的な英語でのコミュニケーションが試される機会が多いです。また、月に1回試験があり、成績によってクラス分けが行われるため、常に緊張感を持って授業に参加することができます。また、滞在先の寮では中華系マレーシア人とルームシェアをしているので、一緒に会話や食事をして仲を深めています。違う国の人と生活をすることで自分の英語のSpeaking力向上に繋がっています。マレーシアで過ごしていくうちに、日本にはない宗教文化を知ることができたことも留学ならではの体験でした。それは、イスラム教徒の方々が礼拝所に行ってお祈りをする時間が必要なため、金曜日のお昼休憩は長めに取られていることや観光名所で有名なプトラジャヤモスク(ピンクモスク)を訪問した際、イスラム教徒でなくてもローブを身に付ければ入ることができ、マレーシアの宗教文化を身近で体験することができました。

国際教養学部2年 寺山陽(取手第一高校出身)

海外研修実施
海外研修実施

留学先:上海立信会計金融学院(中国)
授業は大人数でやる授業が多く、その中でグループに分かれてディスカッションをすることが多いです。授業の多くは英語で行われるのですが、中国人の英語力の高さにいつも驚かされています。彼らは疑問に思ったことや感じたことを何でもすぐに口に出すので、授業がとても賑やかに進む上に、私たちも発言しやすくてとても楽しいです。一番印象に残っている出来事は、中国に来てから一週間ほどが経ったときに、グラウンドで日本人の友人たちと一緒にバレーボールをしていた際に、次々と中国人の学生も参加してきて、総勢30人余りでバレーボールをしたことです。彼らは私たちが日本人と分かると「あなたたち日本人なの!?」と嬉しそうに笑いながら話しかけてくれました。私たちも「そうだよ! 一緒にバレーボールしよう!」と誘っていたら気づけば30人余り集まっていました。この出来事があって以来、私は中国人に話しかけることに対し抵抗がなくなりました。中国人はとてもやさしく明るい人だと分かったからです。今後も何か集まりがあれば積極的に参加しようと考えていますし、私たちがクリスマス会などを企画して、中国人を招待しようとも考えています。

国際教養学部2年 大山塁(市立船橋高校出身)

海外研修実施
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