最新情報 2023年度

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1月17日、キャンパス内で本学学生が経営する飲食店「学生ベンチャー食堂」の2024年度出店店舗が決まりました。

学生ベンチャー食堂は、「彩食菜」の閉店に伴い学内公募したところ、学生3名からの新規応募と卒業生の陳子豪さん(商経学部経営学科2019年、会計ファイナンス研究科2021年卒業)から「満腹ダイニング」継続の応募がありました。
今回は、出店可能数(2店舗)を超える応募があったことから、陳さんも含めて事業計画とともにプレゼンテーションで競い、選考を行いました。

2023年12月19日、4名は学長、副学長等に向けてそれぞれ練り上げた食堂の事業計画を発表。総合的に評価した結果、「満腹ダイニング」の継続と、サービス創造学部3年の土屋颯大さん(千葉商業高校出身)の新規店舗に決まりました。

土屋さんは、これまで学部のプロジェクトやゼミ活動、全学共通プログラムを通して熱心に研究や学びを深め、企業と協働した収益事業などではリーダーとして実績を上げてきました。これらの経験を生かし、学生ベンチャー食堂で事業として継続できるサービスを創造したいと考え応募に踏み切りました。

新規店舗は、「大学と地域、人と人とを結ぶ」をコンセプトにした「おむすび 結(ゆい)」。事業計画には、学生の昼食の悩みを解決するメニュー、各月の詳細な売り上げ目標と収支計画、地産地消やフードロスへの対応、エコ素材パッケージの使用、モバイルオーダーの導入、アルバイトのワークスケジュールなど詳細に盛り込まれていました。大学による出店審査では綿密な事業計画だけでなく、クラウドファンディングへの挑戦やJAいちかわを訪問し交渉を進めている行動力も評価されました。

また、陳さんは、2016年の開店から8年間で満腹ダイニングを人気食堂にした実績と学生ベンチャー食堂に弁当販売のビジネスモデルを構築した実績を踏まえ、具体的な収支計画の構築、広告・プロモーションの計画がしっかりと練られている点などが評価されました。

認定証授与式では原科幸彦学長より認定証が手渡され、両者は次年度の出店権利を得ました。原科学長は「土屋さんには学生ベンチャー食堂の認知向上、店舗以外での販売も期待している。陳さんは、これまでの実績に甘んじることなく更なる販売促進をめざしてほしい。」と激励しました。

土屋さんは今後、飲食店の営業条件となる食品衛生責任者資格や営業許可の取得、個人事業の開業届出など、開店に必要な一連の準備を整えた後、4月より営業を開始する予定です。ぜひ応援してください。

学生ベンチャー食堂