最新情報 2023年度

ニュース

1月23日、2023年秋学期から開講となった千葉県税理士会寄付講座「特別講義(税理士による租税講座)」の最終講義が行われました。

本学と千葉県税理士会は、2013年に研究活動や教育活動などの連携に関する包括協定を締結し、千葉県税理士会の会員向け研修や講演会の実施、大学教員との共同研究実施など、人材育成や地域貢献活動において連携を深めています。

本学では、会計教育の実践の場である「瑞穂会」が日商簿記検定や税理士試験合格に向けた指導を無料で行うなど、簿記ならびに会計教育に力を入れており、学生の租税制度への関心度や税理士をめざす学生数も高まりつつあります。

今年度は、本講座全13回を1~4年生77名が受講。講座開講により、現役の税理士から直接租税の仕組みや財政学、租税法などの基礎を学べることに加え、大学での理論学修や資格試験学習では修得が難しい実務的な知識を得ることが可能になりました。最終講義では、千葉県税理士会成田支部所属の酒巻雅純氏から「税制改正と優遇税制」「税理士の仕事と将来」について学び、税理士の使命・業務・権利・義務のほか、税理士業務が将来AIに取って代わるかなどについても考える機会を得ました。

特別講義
特別講義

学生コメント

将来は税理士をめざしており、税金の基礎だけでなく税理士の方々のモチベーションや働き方についても知りたいと思い履修しました。特に役に立ったと感じた内容は相続税、贈与税についての講義です。はじめて聞く単語や難しい内容もたくさんありましたが、相続がいつから開始するのか、税金控除額の求め方など基礎の部分を磯野家を例に、わかりやすく授業をしていただきました。今後も資格取得に向けて勉強に励みます。

商経学部商学科3年 平田陽世さん(土浦第三高校出身)