1月16日、キャンパス内で本学学生が経営する飲食店「学生ベンチャー食堂」の2025年度出店店舗が決まりました。
学生ベンチャー食堂は、「翔天」と「おむすび 結」の閉店に伴い学内公募したところ、学生2名の新規応募と卒業生1名からの継続応募がありました。
2024年12月19日、3名は事業計画書を提出した上で、学長、副学長等にむけてプレゼンテーションを行いました。総合的に評価した結果、「満腹ダイニング」の継続と、商経学部経営学科2年の桂川幸二郎さん(三沢高校出身)とサービス創造学部1年の鈴木修造さん(共栄学園高校出身)が新規経営者に決まりました。
桂川さんは、食の提供を通じて「日本中にフェアトレードの種をまく」ことをミッションとして、日本食から「和食×フェアトレード」をかけ合わせたお食事処「兎(と)なり」を経営をします。桂川さんは、高校時代に発展途上国での児童労働や貧困問題を知り、本学入学後はCUCエシカル学生クラブでフェアトレードの普及啓発に取り組んできました。事前アンケート調査で明らかになった、「フェアトレード商品の購入経験がない」という学生に、フェアトレード認証商品を使ったメニューを提供します。また、地域の子どもたちへもフェアトレードを知ってもらう機会を、まずはフェアトレード大学である本学から創出するという意欲も評価されました。
鈴木さんは、アルバイト経験を積んできた既存店舗「おむすび 結」の「大学と地域、人と人とを結ぶ」というコンセプトを引き継ぎつつ、学生からのニーズが高いできたてのラーメンを中心に勝負します。店名は「ラーメン結」です。事前にテストマーケティングを行い、顧客からのフィードバックをもとにアルバイト希望者と商品開発プロジェクトを立ち上げて味や製麺業者と理想的な麺の調整を始めています。地産地消や地域とのつながりを大切にしてきた「おむすび 結」の良さを承継するという熱意と、新たな商品開発への意欲が評価されました。
桂川さんと鈴木さんは今後、飲食店の営業条件となる営業許可の取得、個人事業の開業届出など、開店に必要な一連の準備を整えた後、4月より営業を開始する予定です。ぜひ応援してください。
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