10月19日、千葉県最大級の環境イベント「エコメッセちば2025」にて、学生環境団体SONE(以下、SONE)が千葉県主催の啓発コンテンツを企画・立案し、当日の運営にも参加しました。
このワークショップは、千葉県が進める「令和7年度 脱炭素型ライフスタイル構築に向けたキャンペーン事業」の一環として実施されたものです。県の調査によると、20代・30代の若年層では地球温暖化への関心が比較的低い傾向があることが分かっており、今回の取り組みは、そうした世代に向けて脱炭素型ライフスタイルへの意識を高め、行動の変化を促すことを目的としています。
県から委託を受けたTOPPAN株式会社の主導で、6月から4回にわたってワークショップを開催。学生たちはアイデアを出し合い、議論を重ねてきました。その結果、啓発コンテンツのテーマとして「【あなたは何タイプ?】見つかる! 私の『脱炭素型ライフスタイル』」が採用され、当日は千葉県のブースで実施されました。
ブースではスマートフォンを使って、来場者にいくつかの質問に答えてもらうことで、行動特性に基づいた4つのタイプに診断します。それぞれのタイプに合った脱炭素型ライフスタイル(省エネ行動)を提案し、参加者は自分の生活の中でどの程度実践できているかを確認。その後、「ゼロカーボン」への取り組みを宣言できる「フォトブース」で写真を撮ってもらうことで行動変容を促しました。
また、SONEの出展ブースでは、学内で行った断熱ワークショップなどを中心に活動紹介を行い、双方のブースで来場者とともに環境問題について考えました。


今回、初めて啓発コンテンツの企画やプレゼンテーションに挑戦し、資料作成や伝え方を試行錯誤しながら学びました。来場者の多くが自分たちより年上の方々でしたが、声がけすると関心をもってタイプ診断に参加してくれました。フォトブースも好評で、楽しみながら環境への意識を高めてもらえたことが嬉しかったです。自分たちが発信源となる立場を経験できたことで、もっと環境問題について学内外で積極的に広めたいという思いが強まりました。今後は、相手に分かりやすく伝えるための表現力をさらに磨いていきたいです。
人間社会学部1年 佐々木絢乃さん(県立松戸高校出身)
人間社会学部1年 伊藤礼菜さん(成東高校出身)
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