会計教育研究所は、簿記および会計教育に関してICT・非財務(サステナビリティ)・会計倫理など多面的な観点から調査、研究、研修等を行い、本学および社会における会計情報の活用および会計教育の推進、会計リテラシーを持つ会計人等の育成に寄与することを目的として活動しています。
また、瑞穂会や卒業生などとのネットワークも活用し、理論と実務の融合を図り、実務への活用も進めていきます。

所長挨拶

会計教育研究所 所長/中村 元彦

千葉商科大学会計教育研究所は、会計教育研究の実践の場である「瑞穂会」を併設し、桝岡源一郎先生を初代所長として平成24(2012)年4月に設立しました。そして、会計および商業教育に係る研究会や研修会、研究プロジェクトを行い、その成果を本学学生ばかりでなく社会に還元しています。

2023年度から研究所組織の改組により、新しく各研究所を統合する「総合研究センター」を設置し、総合研究センターのもとに会計教育研究所が置かれています。この目的は研究活動拠点の形成、競争的外部資金の獲得、本学教員および研究員による研究活動の促進等であり、一言で述べると研究力強化を図るためです。このため、瑞穂会の運営は会計教育研究所から切り離し、独立することとなりました。

会計教育研究所では、今後の研究において、下記の3点を重点ポイントとして考えています。

  1. (1)テクノロジーの進展に対応した会計の姿に関する研究
  2. (2)非財務情報(サステナビリティ)における情報の信頼性に関する研究
  3. (3)会計リテラシー、会計倫理に関する研究

  4. また、会計教育研究所は、本学開学以来、税理士や公認会計士といった会計の専門家を多く輩出し、そのOB団体である「CUC会計人クラブ」とも連携しており、CUC会計人クラブなどOBとのネットワークの強化を進めていきます。研究において実務家との連携を図ることが重要と考えており、理論と実務、テクノロジーの融合を図っていきたいと考えています。
    2代目の所長である谷川喜美江先生から3代目を引き継ぎ、千葉商科大学会計教育研究所は、研究活動を通じ今後一層発展していきたいと考えています。前所長の谷川喜美江先生とかわらぬご支援をよろしくお願いいたします。