【速報】原科学長が委員長を務めたIAIA16日本委員会が、環境情報科学センター賞「特別賞」を受賞
お知らせ
2017年4月25日
原科幸彦学長が委員長を務めたIAIA16日本委員会が、一般社団法人環境情報科学センターの「第17回環境情報科学センター賞」の「特別賞」(2017年4月14日発表)を受賞することが決まりました。
環境情報科学センター賞は、近年において環境情報科学に関する学問および技術の進歩発展に貢献した活動を対象に授与されるもので、「学術論文賞」「学術論文奨励賞」「計画・設計賞」「技術開発賞」「特別賞」の計5部門があります。
このたびの受賞は、IAIA16日本委員会の「国際影響評価学会(IAIA)の世界大会の日本初開催とその貢献」が評価されたことによるものです。
6月26日(月)には表彰式ならびに受賞者講演が行われます。
国際影響評価学会(International Association for Impact Assessment、以下 IAIA)はアセスメント分野で最も権威ある国際学会として、世界120の国・地域の会員を擁しています。
IAIA16日本委員会は、IAIAの世界大会実行組織として、2016年5月に日本で初めて同学会の世界大会を名古屋で開催しました。同学会の世界大会は、それまでアジアでは上海、香港、ソウルで年次大会が開かれていたものの、日本での開催はありませんでした。しかし、2008年に原科学長がIAIAで日本人初の会長として就任し、2013年にIAIA会員に対する最高賞のローズ・ハーマン賞をアジア圏から初めて受賞したことから、同学会では日本で大会を開催する機運が高まり、実現しました。
IAIA16大会の開催は、日本委員会の2013年からの長期間にわたる活動の結果として、80ヵ国から約800人が参加し、その8割が海外からの参加者となりました。日本からの情報発信も活発に行われ、国内的には、政府の財務省を含む各省庁の後援を得るなど、政府各組織に対する環境意識の深化や環境影響評価に関する社会的な理解の拡大に貢献。国際的には、アジア太平洋地域でのODA主要ドナー4者による「環境社会配慮推進への協働の調印」も行われるなど、環境情報科学に関する学問および技術の進歩・発展などを中心として広く社会に貢献した事業となりました。
原科学長は、2014年9月より、観光庁/日本政府観光局のMICE誘致促進委員会委員(通称MICEアンバサダー)に任命され、「日本の顔」として国・都市の広報活動や国際会議の誘致活動に尽力していますが、このIAIA16大会はMICEアンバサダーの役割としても大きな成果となりました。
なお、IAIA16大会では、島田晴雄前学長も顧問ならびにスポンサー・PR委員会委員長となっていました。