教育機関と医療機関で安心・安全なまちづくりへ~「国府台コンソーシアム」が発足

お知らせ

2017年12月19日

12月11日(月)、市川市国府台地区及び同地区近隣に所在する教育機関ならびに医療機関との交流を通じて、相互の発展と地域の活性化に資することを目的とした「国府台コンソーシアム」設立総会が、山崎製パン企業年金基金会館で開催され、本学ならびに本学付属高等学校は、同コンソーシアムの構成員として参画しました。

「国府台コンソーシアム」は、本学ならびに本学付属高等学校、和洋女子大学、和洋国府台女子中学校高等学校、東京医科歯科大学教養部、千葉県立国府台高等学校、市川市立第一中学校、市川市立国府台小学校、筑波大学附属聴覚特別支援学校、国立国際医療研究センター国府台病院、市川市からなる教育機関と医療機関が連携し、定期的に意見交換を行い、相互の連携を図りながら、安心・安全なまちづくり、地域の活性化等をめざすものです。

市川市は学園都市ともいわれ、その中核といわれる市川市国府台周辺は、教育機関が集まる文教地域といわれています。地域の教育力向上や地域社会の活性化への貢献として、大学間のコンソーシアムの形成、高大連携、中高連携等教育機関相互の連携や、生涯教育の充実などが求められています。また、同地区は、江戸川沿いの高台(海抜21メートル以上)にあり、大規模水害時などの避難場所としても各方面から期待され、普段から地域の機関相互の連携・分担などについても情報共有を推進することが求められています。
このような背景をうけ、「国府台コンソーシアム」は新たな協力関係を形成し、それぞれの機関の発展と、協働して地域社会の課題解決に取り組むことによる地域活性化へ貢献すべく設立されました。
今後、同コンソーシアムは、教育機関等の交流及び発展に関する事業、地域の活性化に関する事業、地域の防災・減災に関する事業等を中心として、双方が連携しながら議論を進める予定です。

国府台コンソーシアム設立総会国府台コンソーシアム設立総会

設立総会では、本学園理事の瀧上信光顧問から設立趣意説明がされ、同コンソーシアムの賛同人である11機関の代表者からコンソーシアム設立に対しての思いが述べられたほか、参加した和洋学園長坂健二郎理事長も、地域で連携することへの意見が述べられました。
会長には本学の原科幸彦学長、副会長に和洋女子大学の岸田宏司学長が就任しました。
設立総会第2部では、本学園原田嘉中理事長より、昭和40年代に「国府台コンソーシアム」の前身ともなる「国府台文化懇話会」についての講演、続いて、市川市の笠原智危機管理監より、「災害対応と国府台地区の関係機関への期待」と題した講演がありました。

原田嘉中理事長笠原智危機管理監

国府台コンソーシアムの発起人として会長に就任した原科学長は、「国府台エリアは文教地区として様々な組織があり、これらは地域資源であると考えている。また、個々の組織で行っている防災面も、常日頃から機関同志で情報交流し、いざという時に地域の役に立ちたい。みな同じ思いでいる。初回はこの機関が集まったが、賛同を希望する機関があれば、さらに拡大して連携していきたい」と、コンソーシアムへの今後への期待を語りました。

国府台コンソーシアム設立総会