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学生ベンチャー食堂

7月18日(木)、キャンパス内で本学学生が経営する飲食店「学生ベンチャー食堂」に新規出店を開始する経営者を選ぶ、学生ベンチャーの選考結果発表会を開催し、厳正なる審査の結果、商経学部経営学科3年の牧野弘宗さん(江北高校出身)の事業計画“B級グルメ専門店「鉄板大学」”を選出しました。

このたびの選定に先立ち、同食堂経営者の学内公募を行ったところ、2件の応募があり、さまざまな創意工夫のある事業計画書が提出されました。選定にあたっては、学生や教職員、地域の方への食の提供という重要な生活環境に関わる事業を任せるため、魅力あるメニューや価格、中・長期的に継続運営が可能なベンチャーであることをベースに、事業開始の動機や目的、収支計画の適正さや運営体制、衛生管理などを重視し、総合的に判断しました。

選考結果発表会では原科幸彦学長より牧野さんへ認定証が手渡され、年度内の出店権利を得ました。原科学長は出店をめざした他の事業計画についても評価と改善点のアドバイスを送り、「今回選考に漏れた団体も、大変熱意が感じられ魅力ある提案だった。また機会があればチャレンジしてもらいたい。学内の食堂で学生がビジネスを行う取り組みは、実学を基本とする本学においてとても価値があり、学外からも評価されている。意欲的に応募してくれた学生たちを誇りに思う」と講評を述べました。

牧野さんは、「鉄板を使い、五感で楽しんでもらうことで、お客さまを驚かせるようなお店にしたい。また、周辺地域とのコラボ等を通じて、大学や市川市のPRにも貢献したい」と抱負を話し、今後、飲食店の営業条件となる食品衛生責任者資格の取得や営業許可の取得、個人事業の開業届出など、開店に必要な一連の準備を整えた後、2019年10月より営業を開始する予定です。

事業計画“B級グルメ専門店「鉄板大学」”が選出された理由

  • 組織的な経営体制が採られている。代表者は高級居酒屋店で5年以上の調理アルバイト経験があり、その他の事業参加学生3名も実家で経営する企業農業や自営のフランス料理店を手伝うなど実践的な経験者が集まった。また代表を含む4名とも商経学部経営学科で企業経営を学んでいる。
  • 事前のマーケティングリサーチでは、学生ベンチャー食堂で営業する他2店舗を含めた学内の各食堂の価格、客層等を調査。メインターゲットを運動部の男子学生とし、量が多く高カロリーなB級グルメを店のテーマに選んだ。また新規顧客開拓をしたい他店舗と協同でクーポン配布を計画している。
  • 鉄板を使用したライブキッチンで、顧客の食欲を掻き立てる工夫がある。将来的には企業等とのB級グルメコラボ商品開発も計画している。
  • 「食品ロス問題」改善のため、農家から規格外品の提供(有償無償問わず)を受け使用予定。
  • 大学内にとどまらず大学周辺地域との経営的な交流を行いながら店舗を運営して、オリジナルの料理を生み出し、本学や市川市のPRに貢献するという志がある。

“B級グルメ専門店「鉄板大学」”事業概要

代表者:牧野弘宗さん(商経学部経営学科3年)
共同経営者:矢澤佑冴さん(商経学部経営学科3年) ほかメンバー2名
経営理念:自己の利ではなくお客様の利を大切に。ワクワクと新味へのチャレンジ。一つひとつの商品が感動をもたらすことができるように。
提供メニュー(予定):いか焼きそば、チャーハン、豚丼、チャーシュー丼(各500円)、ステーキ丼(1000円)
オープン日:2019年10月1日(火)予定

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