最新情報 2020年度

ニュース

商経学部大賀紀代子准教授のゼミナール(テーマ:日常の中の経済史)で千葉県主催の「若者と一緒に考える地域活性化セミナー」を11月24日に実施し、学生たちが参加しました。

千葉県は若い世代を対象に人口減少の現状や自分たちに与える影響について認識を深め、自身のライフデザインを考える契機としてもらうことを目的に、2015年より県内の複数の大学でセミナーを実施しています。大賀ゼミでは昨年に続き、2回目の実施となります。

セミナーでは「いまこそ、地域づくりを考える」と題し、千葉大学大学院社会科学研究院教授 関谷昇氏に人口減少と社会変動、発想の転換と「地域」への着目、多者間協働の拡がりに向けて講演いただき、学生たちは人口減少社会について若い世代の自分たちが取り組むべきことについて考えました。

若者と一緒に考える地域活性化セミナー
若者と一緒に考える地域活性化セミナー

撮影:商経学部商学科2年 池田慈恩さん

学生コメント

自分自身も国ではなく地域という視点から物事を考えようと思うきっかけとなりました。新型コロナウイルスの流行に伴い、将来の先行きというものが不透明な世の中においてさまざまな視点を持つことは非常に重要であると感じました。また、自分は大学生という比較的自由な立場にあるので、この立場を利用して多くのものに触れてさまざまな情報を手に入れていき、自分の中の引き出しを増やしていきたいと思いました。

商学科2年 野口智行さん(千葉商業高校出身)

「人口減少」は必ずしもマイナスのことだけを引き起こすわけではないという点に驚きました。地域に目を向けることで、小さな規模だからそこ、身近な課題把握・当事者が起点のまちづくり・資源循環の結節点や連携づくりに意識が向いていくことに興味を持ちました。

経済学科2年 南里美さん(紅葉川高校出身)

新型コロナウイルスの影響もあり、柔軟な働き方(リモート化など)や生活様式の変化が起きているが、今回の話から「分散・ネットワーク型」により、新たな人間関係を生かした地域活動が可能になるのではないかと思いました。「一人ひとりの生き方を尊重すること」や「自分なりの生活・働き方・最期を実践できる」といった個人を主体にした地域の在り方・社会の在り方が問われていることに気づかされました。

商学科3年 近江佳奈子さん(横手高校出身)

千葉県担当者コメント

講演を熱心に受講されている姿や、活発な質疑応答を受けて、非常に有意義な時間になったと感じているところです。皆さんからいただいたご意見は今後の千葉づくりに生かしてまいりますので、皆さんも今回の講演で考えたこと、感じたことを今後の自分づくりに生かしていただければ幸いです。

千葉県総合企画部政策企画課