最新情報 2021年度

ニュース

「救缶鳥プロジェクト」とは、株式会社パン・アキモトが行政機関の多くで入れ替え後の防災備蓄食が破棄されていることに着目し、備蓄されていたパンの缶詰(救缶鳥)を賞味期限前に回収し、国内外の災害被災地や飢餓や食糧難に苦しむ国と地域に届けている取り組みです。

本学では、防災備蓄食の候補としてパンの缶詰(救缶鳥)の導入を検討していましたが、今回、エシカル消費の啓発活動を行う学生団体「CUCエシカル学生クラブ」の学生たちから採用の希望を受けました。

CUCエシカル学生クラブの学生たちは、備蓄食廃棄の現状と株式会社パン・アキモトの取り組みを知り、多くの備蓄食を抱える大学で採用できないかと考え、学内で開催されたエシカル消費啓発を目的としたイベント「CUC ETHICAL DAYS 2021」(7月8日~9日)内で、「救缶鳥プロジェクト」の紹介と、学生へ「救缶鳥を採用すべきかどうか」の聞き取り調査を行いました。
その結果、96%(回答学生108名)の学生が採用に賛成だったことを受け、大学へ採用を提言しました。

これを受け、10月末より防災備蓄食として約3,000個の救缶鳥を導入に至りました。

救缶鳥プロジェクト
救缶鳥プロジェクト

世界には飢餓で苦しんでいる人達がいるということは知っていましたが、個人ではどうにも出来ない問題だと感じていました。そんな時に救缶鳥プロジェクトを知り、大学で導入出来たら良いと考えアンケート調査をし、先生方に相談をしました。結果、多くの人に協力してもらい導入する事が出来ました。 私はただの非常食で終わらない、人を助ける事が出来るという点に魅力を感じています。大学で導入された事をきっかけに、より多くの人に救缶鳥プロジェクトを知ってもらえたら嬉しいです。

サービス創造学部3年 加藤綾恵さん(千葉敬愛高校出身)