最新情報 2021年度

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大平修司商経学部教授の著書『消費者と社会的課題:ソーシャル・コンシューマーとしての社会的責任』(千倉書房2019年刊)が、2021年度日本商品学会賞を受賞しました。
この賞は2019年1月1日~12月31日に国内外で公刊された図書の中から、商品研究の分野において著しく優れていると認められるものに与えられるものです。

本書は"環境配慮型商品"と"寄付つき商品"の購買要因の相違を明らかにしたもので、「消費を通じた社会的課題の解決について、先行研究の緻密なレビュー、多数に及ぶ定量的・定性的調査により、その実態を解明した力作である」「社会的消費、ソーシャルコンシューマーに関する体系的・総合的な著作として高く評価できる」「消費を通じた社会的課題の解決に人々が関与する理由を定性的調査も駆使して探り、『陰徳文化』のような社会的規範の影響を新たに発見したこと。また、調査研究法に関する詳細な記述もあり、研究者を目指す学生、若手研究者にとっても有意義な内容となっている」といった評価を受け、今回の受賞に至りました。

受賞を受け、大平教授は「伝統のある日本商品学会から賞を授与されたことを励みに、より研究に邁進していきたい」と語りました。