最新情報 2021年度

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11月16日、商経学部大賀紀代子准教授のゼミナール(テーマ:日常の中の経済史)で千葉県主催の「若者と一緒に考える地域活性化セミナー」が実施されました。

千葉県は若い世代を中心に人口減少問題についての認識を深め、千葉県への定住に関して考える契機とすることを目的として、2015年より県内の複数の大学でセミナーを実施しており、大賀ゼミでは3回目の実施となります。

セミナーでは「人口減少への対応と、地域の活力の増進」と題し、政策研究大学院大学副学長・教授の高田寛文氏が千葉県の人口減少の現状や地域への影響、国や千葉県が取り組む政策について講演しました。学生たちは人口減少が起きている原因やそれによってもたらされる問題、国や県の政策に自分たちがどう関わるかについて考えました。
また、市川市経済部経済政策課主任の古川智之氏より市川市の起業家支援の体制と市内で活躍する若い世代の起業家の実例が紹介されました。

若者と一緒に考える地域活性化セミナー
若者と一緒に考える地域活性化セミナー

学生コメント

「高齢化は地方だけの問題ではなく首都圏でも急速な高齢化が進む可能性があり、最終的には日本経済に悪影響をもたらす」ということにとても驚きました。子育てしやすい世の中になると、人口減少が少しでも改善されるのではないかと思います。私自身が子育てをする年代になった時、今よりも子育てがしやすい環境が整うことが理想です。

経営学科3年 伴龍也さん(袖ヶ浦高校出身)

人口減少を考えるにあたり「一生結婚するつもりがない人が増えている」という個人の結婚に対する意識の変化について話がありました。以前には多く聞かれた、結婚が幸せのすべてという考え方が変化したことや結婚が必ずしも必要ではないと考える人が増えたからではないかと思います。また、死亡数が出生数よりも多い現状と医療の発達がどのような関係にあるのか、どうすれば地方の人口流出を止められるのかなどを考える機会になりました。

経済学科2年 山口優香さん(鹿屋女子高校出身)

千葉県全体では人口が減少傾向にある中で、市川市は人口が増加していることに驚きました。市川市の起業家へのサポートを知り、大学・商工会議所などとの連携により若い方でも起業しやすいよう支援をすることで、市川市のファンを増やすという取り組みがとても面白いと思いました。また、女性起業家の方への支援も積極的で手厚いと感じました。

商学科2年 田嵜二千華さん(第三商業高校出身)