最新情報 2021年度

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大学生意識調査プロジェクト

サービス創造学部3年の阿部愛美さん、葛見俊樹さん、井上明莉さん、小川穂乃花さん、田中美宇さんが参加した「大学生意識調査プロジェクト(FUTURE2021)」は、「大学生の交友関係」に関する意識調査の結果について、12月7日(火)にプレス発表会を開催しました。

「大学生意識調査プロジェクト」は、学生たちが広告やマーケティング・リサーチを実践的に学ぶことを目的に行われています。主催の公益社団法人東京広告協会の指導、サポートのもと、広告・マーケティングゼミで学ぶ大学生の有志が参加しています。今回で27回目を迎える歴史あるプロジェクトで、発足当時から調査の企画・実施・分析など、一連の作業を学生が行っています。

今年度のプロジェクトは今年4月、本学および青山学院大学、駒澤大学、専修大学の広告・マーケティングをテーマとするゼミナールから集まった学生14名で結成。本学から参加した5名は、サービス創造学部松本大吾教授のゼミナールでマーケティング・コミュニケーションを研究しています。

今回の調査テーマは「コロナ禍大学生の友人観」。新型コロナウイルスの感染拡大により日常が急変し、授業のオンライン化など大学生の日常も大きな変化を余儀なくされるなか、学生の友人関係に起きた変化とは何か、学生ならではの友人観の実態と意識を多様な視点から調査・分析しました。

調査によると、現代の学生はSNSをただ交換するだけではなく、友人関係を構築するコミュニケーションツールとして活用しているということが明らかになりました。また、コロナ禍で思うようにキャンパスで対面することができず、これまで利害関係でつながっていた友人やヨッ友との関係が希薄になった反面、関係が深まった友人もいたようです。同じ目的や意思を通して、感情や体験を共有できる友人=「ありのままをさらけ出せる関係性(“すっぴん”の関係性)」を友人に求めることで、友人認定のハードルが高まっていること、さらに、大学生にとってコロナ禍という出来事が、どのような友人とどのように関係を構築していくか見直すきっかけとなったと報告されました。

学生コメント

記者会見当日は第1章のプレゼンターを務めました。大学で行うプレゼンテーションとは違い企業の広報や記者の方の前で発表するためとても緊張しました。1番目のプレゼンターだったため、発表に興味をもってもらえるように努めました。参加した理由は、他大学の学生との交流を通して、多くの人の意見を聞いてみたかったこと、そしてアドバイザーの博報堂の方々と活動をしてみたかったからです。企業の方のフィードバックを受けるなど、社会に出たときに役立つ体験ができたと感じています。学部のプロジェクト活動にも参加していたので両立は大変でしたが、多くの方々に支えられて無事終えることができました。この経験を踏まえ、今後も多くのことにチャレンジしてみたいです。

サービス創造学部3年 阿部愛美さん(新発田商業高校出身)

マーケティングリサーチの手法を学べ、博報堂の方々の協力(アドバイザーとして技術指導をいただきました)のもと他大学の方と一つの目標に向かって努力するという経験は間違いなく財産になると思い参加を決意しました。特にロジックチャートというカリキュラムは新鮮で、論理的に考える力がついたと思います。また、副代表3人のうちの1人として、グループをまとめることにも尽力しました。記者の方の前でプレゼンテーションする経験はとても貴重でした。

サービス創造学部3年 葛見俊樹さん(新潟商業高校出身)

発表者が自信をもって発表できるように、原稿の作成や発表練習のサポートする"発表者のバディ"を担当しました。約8カ月間でしたが、学ぶことが多くとても濃い経験をしました。チームで取り組むうえで、多くの意見を1つにまとめることの難しさや、意見を述べる時には、論理立てて説得力をもたせることなど、自分にとって得るものが多かったです。他大学の友人と毎回のミーティングを重ねるごとに仲が深まったと思います。FUTUREは想像以上に大変だったけれど、とてもやりがいを感じるプロジェクトでした。

サービス創造学部3年 井上明莉さん(新発田商業高校出身)

調査結果発表の準備では、当日使用するスライドやロゴの作成を担当しました。先輩方の「絶対に後悔しない、やって良かったと思えるよ」という言葉に背中を押され参加しました。ロジカルシンキングという思考法などさまざまな事を学び、自分自身とても成長出来たと感じています。アドバイザーの博報堂の方々は、私たちを「大人」として扱うと仰って、約半年間基礎からご指導いただきました。学んだことを活かし、社会に出た時に「新社会人」という立場に甘えることなく、1人の「大人」として存在するための責任感や主体性を大切にしたいと思います。

サービス創造学部3年 小川穂乃花さん(関東第一高校出身)

昨年参加していた先輩方から「すごくハードだけれど、それを上回る達成感と成長に繋がる、絶対参加した方が良い」というお話を聞き、何かに打ち込みたいと思ったため参加してみようと思いました。人数が少ないことやオンラインという状況からメンバーと打ち解けるのに時間がかかったり、ロジックチャートの作成などはじめて行う作業ばかりでなかなか話し合いが進まなかったりと苦労したことは多くありましたが、たくさんの方に私たちが行ってきた調査から新たな発見を見出したと感じて貰えたことが本当に嬉しかったです。このプロジェクトを通して大きく成長できたと実感しています。

 

サービス創造学部3年 田中美宇さん(千城台高校出身)