松本 大吾ゼミナール(マーケティング・コミュニケーション研究)

多彩な選択肢から自らの学びを見つける。多くの活動から確実なマーケティング思考力を獲得する。

研究テーマ紹介

テレビCM、屋外の看板、電車内のディスプレイ広告、企業ウェブサイト、モバイルクーポン、ダイレクトメール、SNS、店員との会話、雑誌の付録、イベント開催、記者発表……。企業は消費者とコミュニケーションするために、多様な手段を活用しています。自社の製品やサービスのことを、いかに知らせ、いかに好きになってもらうか。こうした課題に取り組むのがマーケティング・コミュニケーションです。
このゼミでは、マーケティング・コミュニケーションや広告について、理論と実務の両面から考察することを目的とします。また、さまざまな課題に取り組むことを通じて、資料収集の方法、問題を発見する視点、それを解決するための方法、考えたことを人に伝えるためのプレゼンテーション方法などを学びます。
主な課題はグループワークです。目的を持って学習を進めるために、実務家へのプレゼンテーションや他大学との研究発表の機会を数多く設けています。

活動紹介

課題の多様さ、豊富な活動量が売りです。例年、複数の課題やコンテストの中からやりたいことを自分で選択し、取り組みます。どんどん学外に出て経験を積みます。他大学との交流機会も意識的に作るようにしています。最近の取り組み実績は以下の通りです。

  1. 他大学との合同研究発表大会『MRGP(Marketing Research Grand Prix)』
    マーケティング関連ゼミを開講する有志教員による学生研究発表大会です。10年以上続いている大会で、例年8大学、40チーム、150名~200名の学生が参加します。
  2. 企業に対するプロモーション企画提案
    毎年、企業のマーケティング部門ないし広告部門や大手広告会社の協力のもと、商品やサービスのキャンペーン提案をしています。過去には外食チェーン、大手駅ビル、銀行、食品メーカーなどに企画提案しました。
  3. 日本広告学会関東部会『学生広告論文賞』への投稿
    日本広告学会関東部会が学生に対する研究奨励を目的として開催している論文賞です。グループで研究論文の執筆に取り組みます。過去に複数回、佳作入賞を果たしています。
  4. 東京広告協会主催『大学生意識調査プロジェクト(FUTURE)』への参加
    首都圏の5つの大学(青山学院・江戸川・駒澤・専修・千葉商科)が参加するプロジェクトです。大手広告会社博報堂のアドバイザーによる指導のもと、マーケティング・リサーチを学びながら、調査企画の立案、設計、調査票の作成、実査、集計、分析を全て学生が行います。

※その時々に開催されるビジネスコンテストなどにも希望があれば積極的に参加します。

その他の活動として、夏休みに勉強合宿、春休みに交流合宿を実施します。学期ごとの節目には、学生間の交流を目的とした食事会も開きます。ハロウィンパーティ、スポーツ大会、遠足も開催しています。学年を越えて関係が深められるように活動しています。

松本大吾ゼミ
松本大吾ゼミ

学生の声

サービス創造学科 田中 佑樹
松本ゼミは、皆さんも知っているかもしれない企業からの課題に取り組む「実践的な活動」や論文や研究発表会といった「学術的な活動」によって、マーケティングに関する知識をどこよりも深めることができる唯一のゼミです。よって、毎日が発見です。ゼミ内での活動は、ほぼグループでの活動です。会議をたくさん行います。発見したことをみんなにアウトプットする、みんなの発見したことを聞いてインプットする、そこから課題解決のヒントを探す…といった具合に活動します。最初は課題自体もグループ活動自体も難しく感じていました。しかし今は、自分一人の力では限界だとしてもみんなとなら乗り越えられるのでとても好きです。松本先生がサポートしてくれますし、課題によっては企業の方もサポートしてくれます。また、松本ゼミは遊ぶ時も本気です。盛り上がるのも、みんながいるからもっと楽しい。所属してから毎日が楽しいんです。私にとって松本ゼミに所属したことは、自分の人生にとって大きな財産となりました。

サービス創造学科 紺野 彩季
松本ゼミには、マーケティングや分析を学ぶことができるという魅力がまず挙げられますが、私が思う一番の魅力はグループワークにあります。課題は企業へのプレゼンや論文作成、他大学と共同で取り組むものなど様々な種類があり、その全てがグループワークです。グループで数か月かけ取り組む中でメンバーとミーティングを繰り返していると、着眼点や考え方以外にも、作業のペースやモチベーションの波といった、仕事をする上で壁となる大小さまざまな「差」があることを実感します。自信を持って当日に成果物を持っていくために、皆でこの「差」と上手に付き合いながら取り組むのは、難しさを感じつつも、やりがいや、違いに触れることにより自分の視野が広がる楽しさがあります。社会に出てからも活かすことができるコミュニケーション力やチームで取り組む力を身に着けることができる点、プライベートで一緒にいる友人たちと重なる部分がありながらもまた違う交流を広げることができる点は、このゼミの大きな魅力だと感じます。

担当教員