グローバル人材への第一歩
国際教養学部の学生たちは、1年次より海外での研修を実施します。
国際的な教養を身につけるためには、机上の知識のみならず経験によって得られる知見が必要です。入学後の早い段階から海外の文化を体験的に知り、現地の人々と交流することを通じて、国際的な教養を身につけることの意義を理解し、その後の学修のモチベーションを高めます。
海外フレッシュマンキャンプでの学び方
海外フレッシュマンキャンプは出発前の段階から事前学修を実施します。研修の心構えや訪問国の現地事情、日本との関係などを学び、グループワークで学生同士が交流する機会を設けます。
自分の知らない現地の歴史や文化に触れる体験、現地学生との交流などを通じて受けたカルチャーショックは、自らの目で世界を見つめることの大切さを気付かせ、その後の学修のモチベーションを高めます。
帰国後は現地での体験や気づきを報告書にまとめます。
2023年度 タイ
多彩な魅力をもつタイで人種、宗教、生活スタイルなど「いろいろ」を体感する!
期間:2023年9月25日(月)~9月29日(金)
スケジュール
1日目 | 成田空港からスワンナプーム空港へ出発 |
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2日目 | 味の素ノンケ工場訪問 ワットアルン 、ワットポーなど市内見学 |
3日目 | 在タイ日本大使館訪問 パンヤピワット経営大学での学生交流会 アジアティークなど市内見学 |
4日目 | パンヤピワット経営大学の学生と市内フィールドワーク スワンナプーム空港より成田空港へ |
5日目 | 成田空港帰着 |
日本企業の海外進出について学ぶ ~ Ajinomoto Thailand(タイ 味の素)訪問
グローバルに展開する日系企業を訪ね、海外進出の経緯や駐在員の方からお話を聞く機会をいただくことができました。特に駐在員の方々との座談会では、海外で働くやりがいや苦労など生の声を多く聞くことができたようでした。
タイの文化を学ぶ ~ ワットアルン・ワットポー
タイの国民の大部分が仏教徒であり、その文化に触れるためバンコク市内の寺院を見学しました。仏教が国民の生活の中に根付いており、日本とは異なる文化をしる機会となりました。
日本とタイの関係を学ぶ ~ 在タイ日本大使館訪問
日タイ関係を理解するため、在タイ日本大使館の打田剛氏に講演をしていただきました。学生からは経済、文化面における日本との違いについての質問が挙げられ、多くの時間を割き質問に答えていただきました。
現地学生との交流会 ~ パンヤピワット経営大学の学生と交流
本学の協定先大学であるパンヤピワット経営大学(Panyapiwat Institute of Management)の学生と交流会、市内フィールドワークを行いました。教室内の交流に留まらず、バンコク市内をフィールドワークしながら文化や習慣の違いなどについて意見交換を行いました。その後の発表会ではそれぞれの班での発見を発表するなど充実したプログラムとなりました。
私ははじめての海外経験ということもあり、慣れてない環境に行くのは少し不安でしたが、フレッシュマンキャンプを通じて英語でコミュニケーションをとる能力と、積極性の2つのことを成長させることができました。タイの学生たちと日本語での交流もありましたが、バンコク市内のフィールドワークの際には英語を使って会話をしていたので、自然と英語で考える・伝える能力を高めることができました。高校までは人の前に立って発表することや大勢の人との交流に対して苦手意識を持っていましたが、学部の紹介や現地の学生への質問やインタビューなどを行うことで苦手意識が薄れ、自分から話しかけたり行動したりすることができるようになりました。これらの経験を生かして、2年次にある留学の研究を進めていきたいと考えています。
加藤 美羽(本学付属高校出身)
市内フィールドワークやパンヤピワット経営大学の学生さんとの交流会の中で、お互いに助け合いながら理解し合おうとしたことがとても印象に残っていて、多言語の方とのコミュニケーションの楽しさと難しさを実感する良い機会となりました。また、私は交流会でのパフォーマンスとしてギターの弾き語りをさせてもらい、とても緊張しましたがパンヤピワット経営大学の学生さんも手拍子をして盛り上がってくれて、とても良い経験ができました。そして、私はこのタイ研修がはじめての海外だったのですが、事前学修で予備知識を増やせたことや、大学の先生方、JTBの添乗員の方々の手厚いサポートもあり、安心して研修に臨むことができました。今後の大学生活では、この研修を通じて得た新しい視点、柔軟性を生かして、新しくさまざまな事に自らチャレンジし、将来の自分のキャリアへと意欲的に行動していきたいです。
武本 正宗(習志野高校出身)