ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)
政策情報学部では、実社会の現場において、様々な問題や個別課題の解決に対して幅広い視点に立ちながら、判断、行動できる人物及び、そのための創造的な活動に貢献できる人物を育成することを目的とし、以下の知識、技術、思考力、実践力を身につけ、所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、学位を授与する。
高い倫理観
- 情報の収集・分析・活用を通じ社会の諸課題を発見し解決する上で求められる、社会の規範を遵守し、判断、行動する意識と強い責任感。
— 必修科目「政策情報学概論」の学修を通じて評価する。
幅広い教養
- 幅広い視野を持って、他者とコミュニケーションをとることができ、他者を理解し、判断、行動することができるに足る、幅広く十分な教養。
— 教養科目群の所定の単位を修得することにより評価する。
専門的な知識・技能
- 地域社会を下支えし、実情に対応しつつ、しなやかに変革していくための専門的な知識・技能および多様な専門家たちと協力して自らの責任を果たすことのできる専門能力。
— 専門科目群の所定の単位を修得することにより評価する。
また、上記の要素を基にし、自らが主体となって、積極的に創造的な活動に貢献できる能力の育成を行い、必修科目「卒業研究」の修得により評価する。
政策情報学部では、上記の力を身に付けるためのカリキュラムを編成・実施する。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)
政策情報学部では、複数の専門領域の協調によって初めて生みだされる知の形、行動の形を探究し、様々な問題や個別課題の解決が必要な社会の現場において、責任感としなやかさをもって思考、行動することで創造的な成果を生む人物の育成を教育目標とする。この教育目標を実現するために、全学部共通カリキュラムであるCUC基盤教育科目群の科目を通じて本学の学生として基盤となる知識の獲得と能力の醸成を行うとともに、多様な専門知を持つ教員との触れ合いを重視し、少人数教育を活かして、学生と教員が一体化して課題解決策の実現を図る次のような教育課程を編成する。
初年次教育
初年次教育は、大学の学修への円滑な導入を目的とする。専門的なゼミナールへの導入としての「入門ゼミ」、倫理観の育成と政策情報学への導入を目的とした「政策情報学概論」を実施する。これらの科目の履修を通じ、自ら学修計画を立て、2年次でのコース・ゼミナール選択を行う上で必要な基礎知識や技能を育成する。特に「入門ゼミ」では、情報の収集、整理の仕方、プレゼンテーションの仕方、対人関係の向上、社会人としてのコミュニケーション能力などを修得できるよう、少人数のゼミナール教育を実施する。具体的には、調査・研究・プレゼンテーションを実践し、能動的な問題発見・解決能力の向上を図る。
専門教育
2年次以降に、「地域政策コース」、「メディア情報コース」のいずれかに所属し、主として「コース専門科目」を学ぶことで、自らが求める専門知識を修得できるように、演習または講義形式にて実施する。「地域政策コース」では、主として「行政」、「環境」、「まちづくり」、「ビジネス」を学びの分野とする。これらの分野の講義、演習を通じ、安心で快適な街づくり、人の暮らしを支えるビジネス、環境問題など、さまざまな視点から街づくりやビジネス戦略について学修し、より良い地域社会の実現に役立つ知識、技能を育成する。「メディア情報コース」では、主として「IT」、「アート」、「メディア」、「文化」を学びの分野とする。これらの分野の講義、演習を通じ、ITを駆使した利便性の高い社会の実現、映像やアニメなどの表現による新しい文化の創造など、社会をより豊かにするための知識、技能を育成する。また、他コースの専門科目の履修を可能とすることで、幅広い視点に立ちながら専門を深める教育を実施する。
ゼミナール教育
1年次においては「入門ゼミ」、2~4年次においては「ゼミナール」として、学生が主体となって研究・活動する少人数によるゼミナール教育を実施する。ゼミナール教育では、多角的な視点から思考し、討論し、行動するための、基礎から実践能力までを鍛える場を提供する。また、4年次のゼミナールでは、大学4年間の集大成となる卒業研究(卒業論文または卒業制作)を必須とする。
政策情報学部では、「知識・技術の修得度」、「創造的な活動」を評価する。「知識・技術の修得度」は試験・レポートなどにより到達度を評価し、「創造的な活動」はゼミナールや卒業研究を通じて評価する。加えて、急速に変化する社会環境と問題に対応するために、専任教員と学生が一体となって課題解決に取り組むことを目的とした、プロジェクト連動型の教育を実施する。また、キャリア教育の延長として、専任教員による各種資格取得、公務員試験合格のための課外サポートを実施する。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)
政策情報学部では、徹底した現場主義で地域社会に関わり、ITやメディア表現の技術を学ぶ中で、教員と学生が一体となって、学生のチャレンジを支える教育を実践する。その実現に向け、「地域政策」と「メディア情報」の2つのコースを柱として、「問題発見・問題解決」のために学問を幅広く横断的に学ぶための教育課程を編成・実施し、現代社会の問題に果敢に取り組み、行動することを学び、解決する力を身につける意欲のある学生を歓迎する。
求める学生像
- 政策情報学部の教育理念に共感し、積極的に社会問題に取り組むために必要な基礎学力と、分野を超えて幅広く学ぶ強い意欲がある。
- メディア技術を駆使して、自由で柔軟な発想で独創的な活動・作品を創造する意欲がある。
- 教員や他の学生と一緒になって活動しながら、表現力・コミュニケーション能力を高め、共に問題解決を実現させる意欲がある。
- 既存の価値観を越えるような変革をもたらすべく、探究心を持って主体的に活動できる行動力がある。
- 学生時代に培った企画力を活かして、卒業後は社会に貢献する意欲がある。
- 留学生など日本語を母語としない学生においては、日常生活や大学における日本語の基本的なコミュニケーションが十分に出来る能力がある。
入学者選抜の基本方針
政策情報学部の入学者選抜では、政策情報学部が目指す「問題発見・問題解決」の考え方について理解し、地域や社会においてそれを実現しようとする主体性、探究心、表現力、知識や技能について、総合的に判断し合否を判定する。
面接審査においては、入学後に学びたいこと、進みたいコース、受けたい授業、将来などについて具体的に考えているかを問う。また、対話力、コミュニケーション力、アピール力も確認する。面接者からの質問に臨機応変に対応し、伝えたい内容を自分の言葉で説明する力が問われる。
調査書や修学計画書等の書類審査においては、高校までの学びや活動の成果、大学入学後に実現したいプランの具体性や実現性等の他、高校時代に取得した資格の証明書や創作物などの活動成果も評価に加味する。
学力試験や記述式総合問題では、高校までに学んできたことが正しく理解できているかを評価するために、読解力、語学力、数理能力、社会的な基礎知識を高校の授業に準拠した内容によって問う。
- 学校推薦型選抜
- 1-1 指定校制学校推薦型選抜・公募制学校推薦型(学業評価型)
この入試区分では、面接や調査書、修学計画書に加えて、小論文を重視する。 - 1-2 公募制学校推薦型選抜(検定資格評価型)
この入試区分では、面接や調査書、修学計画書に加えて、資格・検定を重視する。
- 1-1 指定校制学校推薦型選抜・公募制学校推薦型(学業評価型)
- 一般選抜
一般選抜では、特に成績優秀な者を給費生として選抜する。- 2-1 個別試験型
この入試区分では、特に、学力試験や記述式総合問題と調査書などの書類審査に基づき合否を総合的に判断する。 - 2-2 共通テスト型
この入試区分では、特に、共通テストの結果と調査書などの書類審査に基づき合否を総合的に判断する。
- 2-1 個別試験型
- 総合型選抜
- 3-1 給費生総合型選抜
給費生総合型選抜では、特に成績優秀な者を給費生として選抜する。- プレゼンテーション型:この入試区分で実施するプレゼンテーションでは、特に、関心のある地域や社会が抱える問題について、調査と分析を踏まえたユニークな解決案の提示を高く評価する。
- 検定資格評価型:この入試区分では、面接、修学計画書に加えて、資格・検定を高校までの学びや活動の成果として重視する。
- 卒業教員連携型:この入試区分では、面接、修学計画書に加えて、調査書や小論文を重視する。
- 探究学習評価型:この入試区分では、面接、修学計画書に加えて、探究学習レポートや口頭試問を通じて探究学習の取組み過程を重視する。
- 3-2 一般総合型選抜(適性試験型)
この入試区分で実施する適性試験では、積極的に社会問題に取り組むために必要な基礎学力を有しているかを問う。 - 3-3 一般総合型選抜(検定資格評価型)
この入試区分では、面接、修学計画書に加えて、資格・検定を高校までの学びや活動の成果として重視する。 - 3-4 一般総合型選抜(活動評価型)
この入試区分では、面接、修学計画書に加えて、課外活動を重視する。この入試区分における課外活動とは、高校時代における課外活動や創作物といった活動の成果や、高校までの学びの成果としての資格・検定を指す。 - 3-5 併願総合型選抜(活動評価型)
この入試区分では、調査書、面接、修学計画書に加えて、課外活動を総合的に評価する。この入試区分における課外活動とは、高校時代における課外活動や創作物といった活動の成果や、高校までの学びの成果としての資格・検定を指す。
- 3-1 給費生総合型選抜