カリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)

本学では、創設者・遠藤隆吉が唱える「治道家」(大局的見地に立ち、時代の変化を捉え、社会の諸課題を解決する、高い倫理観を備えた指導者)としての基盤を形成するため、全学部の学生が共通に学ぶ「CUC基盤教育科目群」を設ける。
CUC基盤教育科目群では、主として、ディプロマ・ポリシーに定める「幅広い教養」及び「高い倫理観」を身につけるため、次のとおりカリキュラムを編成し実施する。

共通教養科目

多様な学問の核心に触れることで、治道家たるにふさわしい知の基盤を築く。すなわち、現実社会の諸問題を発見し分析する上で基盤となる知識や方法を身につけ、豊かな人間性と幅広い視野にもとづき、高い倫理観をもってものごとを判断する力を育む。この目的のために、人文科学、社会科学および自然科学の3領域からなるカリキュラムを編成し、初年次より実施する。各学問の考え方をより体系的に理解し修得できるように、主として講義形式にて実施する。

外国語科目

多様な言語や文化を背景に持つ人々と協働する上で基盤となる外国語に関する普遍的な知識・技能を身につけるために、各種の外国語からなるカリキュラムを編成し、初年次より実施する。特に、英語及び中国語については、基礎的な内容に加え、実社会において活用するための実践的な内容を取り入れる。コミュニケーション力と実践力を培うとともに、より多くの知識を体系的に修得できるように、主として、少人数での演習または講義形式にて実施する。

情報科目

大学生活のみならず、実社会で働く上で基盤となる情報通信技術(ICT)に関する基礎的な知識・技能を修得するとともに、情報社会において必要となる情報を正しく扱う行動規範(情報倫理)を身につけるためのカリキュラムを編成し、初年次より実施する。実践力を培うことができるように、主として、コンピュータを用いた演習形式にて実施する。

簿記会計科目

実社会で働く上で基盤となる簿記会計に関する基礎的な知識・技能を修得するとともに、商業道徳の基礎となる素養を身につけるためのカリキュラムを編成し、初年次より実施する。さらに、実社会において活用するための実践的な内容を取り入れる。より多くの知識を体系的に修得できるように、主として、演習を取り入れた講義形式にて実施する。

体育科目

スポーツや健康増進の活動を通じて、学修の基盤となる心身の健康を獲得するとともに、生涯にわたり豊かなライフスタイルを形成するための基礎的な知識や技能を身につけるためのカリキュラムを編成し、初年次より実施する。主体性とチャレンジ精神を育むとともに、コミュニケーション力を培うことができるように、主として、実技形式にて実施する。

キャリア科目

実社会で働く上で基盤となる知識・技能・態度を身につけ、職業意識を育むとともに、自己のキャリアを通じて学修成果を実社会の課題解決に活かすために、初年次より段階的なカリキュラムを編成し実施する。主体性と社会規範意識を育み、コミュニケーション力と実践力を培うことで、多様な人々との協働に必要な人間性を形成することができるように、主として、演習または講義形式の授業を実施する。

日本語関連科目

大学生活における学修と実社会で働く上で基盤となる日本語に関する基礎的な知識・技能を身につけるためのカリキュラムを編成し、初年次より実施する。レポートや論文などで自らの考えや意見を論理的に表現する力を培うとともに、留学生を対象とした授業においては、「読む」「聴く」「書く」「話す」という4技能を取り入れた内容を通じて、コミュニケーション力と実践力を培う。主として、演習または講義形式にて実施する。

上記の各科目で身につく知識・技能等をシラバスに記載し、シラバスに記載された評価方法・基準により学修成果を評価するとともに、科目間の関係性を可視化し、学生が体系的に履修・学修を行えるようにする。また、社会の要請及び学生のニーズに基づき、定期的なカリキュラムの点検及び見直しを行う。