12週間の留学期間中、総合的な英語スキルを身につけます。留学先で何をするのかイマイチ想像がつかない。そんな人のために、ニュージーランド留学を例に出発から帰国までのスケジュールを紹介します。

留学スケジュール

※参考:中期の場合

留学スケジュール

時間割(例)

  午前 午後
1 2 3 4
MON リスニング方法 ニュージーランドの地理 講演の聞き方
メモの取り方
質問の仕方
ゲストによる講演
TUE 文法復習 ニュージーランドの歴史 専門科目(例:経営学)  
WED 会話練習 ニュージーランドの文化 スピーキング練習 日本文化紹介の準備と練習
THU 日本文化紹介 小学校訪問
現地学生との交流
専門科目(例:メディア)  
FRI ライティング
(小学校訪問について書く)
日本とニュージーランドを比較(教育制度) 交流会に向けて
コミュニケーション練習
現地学生との交流

※変更になる可能性もあります。

滞在先

留学先では寮またはホームステイ(国、大学による)で、12週間生活します。現地の学生や世界各国の留学生と共に暮らす寮生活、現地の家庭でその国ならではの習慣や文化に親しむホームステイ。どちらも経験したくなりそうです。

学生寮

同年代の学生たちと共同で暮らす寮生活は、現地の友人を作りやすいという大きなメリットがあります。また寮には様々な国籍の学生が住んでいる場合が多く、なかなか接することのない国籍の人とコミュニケーションがとれることも。自分の視野を大きく広げることができます。寮でできた友人と帰国後も交流を続ける人は多く、貴重な友人を得る場として活用するのもいいでしょう。

ホームステイ

ホストファミリー

日本と海外では、電車やバスの乗り方、買い物の仕方など生活習慣が全く異なります。そんなとき、ホームステイ先のホストファミリーがいいお手本になるでしょう。またホストファミリーの会話を聞いたり話の輪に入ることで、ヒアリング、スピーキング力は格段に向上します。一緒に生活する中で、ちょっとした言い回しなどネイティブの生きた外国語を学ぶ機会が増えることになります。

留学ワンポイント

ムズラックル・ハリト准教授

夢中になれるものを探しに行こう!

留学先では、自分が一生懸命になれるものを見つけられるかがポイントだと思います。例えば、ダンスが好きな人は、現地の人と一緒に踊って仲間になる。その仲間と食事をしたり、会話をしたりしていくうちに言葉にも慣れ、その国のことがいろいろと分かってくるでしょう。異なる価値観を受け入れることができれば、物事に対する考え方や人生観が変わり、視野も広がります。私もそうでした。留学した日本で落語に出会い、夢中になりました。ただ楽しんでいた落語は研究対象へと変わり、今では大学の教員になることができました。落語に一生懸命になれたから、充実した留学生活を送れたのだと思います。海外にはまだ知らないことがたくさんあります。12週間はあっという間に過ぎていきますが、どんどん人と話し、外に出かけて、夢中になれるものを探してみてください。自分の可能性を広げてくれるはずです。