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公務員をめざす政策情報学部の地域政策研究会所属の学生21名が「まつどの街で課題調査・解決の見える化をしていく学生インターン」として活動しました。

このインターンでは、松戸市のまつど市民活動サポートセンターと連携し、市の事業計画(主に総合計画や子育て計画などのマスタープラン)を読み解きながら全国各地の統計データと松戸市のデータを比較し、事業の問題点を明らかにすることに加え、市民へのヒアリング調査にも協力することで、学生の視点からみた新たな市の施策・事業を提案することが求められました。

12月中旬~3月にかけて、学生は子ども・高齢者・障がい・多文化・市民活動の5つのチームに分かれ、同センターのコーディネーターと共に基礎調査を実施したほか、調査をする上での論理的思考についての研修の受講や地域課題についてディスカッションを行いました。

4月3日には「松戸のこれから10年を考える」と題した調査報告会が、4月9日には振り返り会が実施されました。

地域政策研究会
地域政策研究会

学生コメント

私が今回のインターンに参加した理由は、市やNPO法人などの調査プロジェクトはどういったことを行っているのかを学んでみたかったからです。実際に「市民活動とは何か」「他の市町村はどういうことを行っているのか」「どういう問題を抱えているのか」などについて調査を行いました。調査を行った結果、現状では市民活動は後継者がいない、若い人が来てくれてもさまざまな理由で長続きがしないなどの問題が明らかになりました。今回のインターンでは、自分が知らなかったことを知る非常にいい機会でした。これからプロジェクトや就職活動などで今回経験したことを生かしていきたいと思います。

政策情報学部3年 小平颯真さん(四街道高校出身)

地域政策コースの講義の中で地域の問題点や課題に対して触れる機会が多くあり、自身で調べてみたいと思い参加しました。私は「市民活動」を担当し、地域社会を良くしていこうとする市民活動の現状と、世代交代、担い手不足や若者の参加といった課題を調査しました。社会全体として市民活動の認知が少ないこともあり文献集めには苦労しましたが、少子高齢社会の影響を大きく受けている市民活動の持続性の問題や地域社会への影響、この先私たち若者世代の活動が重要になってくることを学びました。公務員をめざしているため、将来は地域住民と一緒になって地域を良くしていけるような活動をしたいです。今回のインターンを通じて学んだ地域社会をより良くする市民活動の魅力や課題を生かしたいと思います。

政策情報学部3年 山口樹さん(松戸六実高校出身)

地域政策を実践的に学ぶことで、将来の進路について考えることができる良い機会だと思い、今回インターンに参加しました。私自身は子ども班で子ども自身の乗り越える力に焦点を当て、「松戸市と他地域のデータ比較」「該当分野の文献調査」を行い、松戸市の現状を調べました。週に1回、班でミーティングを行い、各自の調査結果に対して意見を出し合い、さらに深掘りしていきました。自分では思いつかなかった意見をメンバーから聞くことができたので、とても貴重な体験となりました。「同じ課題を抱えていても地域にあった解決策を考える必要性がある」「そのためには幅広い視点から課題を見て調べることが重要である」と学びました。インターンを通して養った行動力を今後の大学生活や就職活動に生かしていきたいです。

政策情報学部2年 榊真由美さん(千葉英和高校出身)

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