最新情報 2025年度

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商学研究科1年佐藤凌央さんが、第75回税理士試験に合格しました。受験者数36,320名のうち5科目到達者527名という難関です。

税理士は、税務の専門家として企業や個人の税務申告や税務相談を行う国家資格です。税法や会計に精通し、適正な納税をサポートする役割を担っています。

試験では合計5科目に合格する必要があります。会計学(簿記論、財務諸表論)の2科目。税法科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税)から、選択必須の所得税法または法人税法のいずれか1科目以上を含む3科目です。

佐藤さんは、商経学部経営学科に入学後すぐに瑞穂会で学修を始め、1年生で日商簿記検定1級に合格。その後、高度会計人材育成プログラム(提携専門教育機関の講座受講料支援)も受講し、2年生で税理士試験の簿記論・財務諸表論、3年生で消費税法、4年生で法人税法に合格。今年、大学院商学研究科に進学し、相続税法に合格して税理士試験の5科目到達者となりました。

学生コメント

私は志望高校の見学会で、税理士の先生が話された「税理士はクライアントに寄り添い、税務相談や経営コンサルを行う職業である」に、魅力を感じて税理士をめざしはじめました。目標を達成するため、特に次の3つを意識してきました。1つ目は、基礎を完璧にするために、基本的な考え方を身につけ反復練習を繰り返すこと。2つ目は、試験直前には、毎日必ず理論20問と模試1問(約4~5時間)を解くという高レベルのルールを自分に課すこと、3つ目は、間違えた問題を理解できるまで復習することです。来年からは大手税理士法人に就職します。まずは基本的な仕事を覚え実務経験を積んで、将来は組織再編のスペシャリストとして活躍したいと思っています。

佐藤凌央さん(函館商業高校出身)