平田仁子政策研究科客員准教授・サイエンスアカデミー特別客員准教授が、英国放送協会(BBC)が毎年発表する、社会に影響を与える女性を選出する「100 Women(100人の女性)」の2022年版に選出されました。
「100 Women (100人の女性)」は2013年に開始し、毎年、さまざまな分野で影響力をもち、人々や社会を動かしている女性を100人選出し、BBCのテレビやWebサイトを通してその取り組みを紹介しています。
平田客員准教授は、気候変動の最大の原因である化石燃料の依存から日本を脱却させるために、長年NGOで活動し、日本国内の17基の石炭火力発電所の計画を中止させることにつなげました。また、2021年には環境のノーベル賞と言われる「ゴールドマン環境賞」を日本人女性として初めて受賞しました。現在は2022年1月に設立された独立系シンクタンク「Climate Integrate(クライメート・インテグレート)」の代表理事として、脱炭素社会の実現に向けて日々取り組んでいます。
「100 Women (100人の女性)」(http://www.bbc.com/100women)
Climate Integrate(https://climateintegrate.org/)
受賞コメント
このたびの選出、本当に光栄です。これまで国内・国外の団体や市民と歩んできましたので、気候ネットワークをはじめとする仲間にも感謝の気持ちでいっぱいです。COP27でも明らかになったよう、気候変動はこれ以上の対策先延ばしの猶予がまったく残されていない極めて厳しい状況にあり、世界全体で、政府・自治体・企業、市民の大胆な行動に踏み出すことが求められています。今回の選出は、気候変動に挑むことの重要性が増しているからこそ、日本における取り組みが国際的に認識されたのだろうと受け止めています。今後も、より多くの人や関係者とつながり、日本と世界の脱炭素の取り組みが加速するよう取り組んでいきたいと思います。
(Webサイト「Climate Integrate」より引用)
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