2018年12月15日(土)に1期生の卒業研究論文発表会が行われました。国際教養学部ではこれまで学んだ教養、海外経験、プロジェクトを統合して卒業研究に取り組みます。論文は複数教員の指導を受けることで多角的な視点を含む内容を目指します。研究活動は1名またはグループで行い、成果を論文にまとめ発表することになっています。
学生達は1年間かけて文献調査、フィールドワーク、アンケートなどを通じて調べた内容を4年間の学修に関連づけ、研究を進めていました。研究内容は観光、インバウンド、ロケツーリズム、和菓子の国際化、流通など多岐にわたりました。研究発表後、講評、表彰が行われ、最優秀賞には「獺祭がV字回復したのはナショナルブランド化したから~地方中小企業(酒蔵)がとるべき今後の教訓~」が選ばれました。自身の卒業後の仕事と関連づけて研究を行っている学生も多く、将来に生かすことのできる卒業研究になったようでした。
卒業研究に取り組み、1つのことを深く学ぶことができました。「日本酒を世界に広めたい」という気持ちから研究を始めて、最終的には「日本酒産業を守りたい」という思いで研究を行いました。研究を進めていくと次第に、日本酒を好きになっている自分がいました。私は、スコットランドに留学し、自分の足で調査をすることの大切さを学んだ経験があります。この経験が生き、卒業研究では新潟県と石川県に足を運び調査を行うことができました。杜氏との対談では、日本酒業界のことや酒造りのことなど、ネットや本では得られない杜氏の生の声を得ることができました。卒業研究を通じて、自分の足で調査することの大切さを再認識しました。
細谷 亮太(千城台高校出身)
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