最新情報 2018年度下期

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本学は、2017年度に表明した環境目標のうち、2018年度の目標としていた1年間の電力での自然エネルギー率が101.0%となり、2018年度目標の「本学所有のメガソーラー野田発電所等の発電量と千葉商科大学の消費電力量を同量にする」ことを達成しました。
※自然エネルギー率:創出エネルギー量を消費エネルギー量で割った値(小数点第二位以下を切り捨て)

2月27日(水)には日本記者クラブで記者発表会を実施し、原科幸彦学長、CUCエネルギー株式会社取締役の手嶋進氏、学生団体SONEの内山大河さん(千葉北高校出身)、学長プロジェクト4リーダーの高橋百合子教授が取り組みの成果を紹介しました。
環境目標の実現にあたっては、これまで本学が取り組んできた地球温暖化対策活動を軸として、ハードウェア、ソフトウェア、ハートウェアという3つの柱で全学的なスキームを展開しています。環境目標策定後の1年間で、"ハードウェア"では、メガソーラー野田発電所のパネル増設やキャンパスの照明のLED化を実施。"ソフトウェア"ではEMS(エネルギーマネジメントシステム)を導入し、学内のエネルギーを見える形にしました。さらに、環境を配慮した具体的行動につながる意識"ハートウェア"では、大学とともに自然エネルギー100%大学をめざす学生団体を発足。利用していない教室の照明や冷暖房の消し忘れをチェックする節電パトロールの実施や夏の打ち水イベントによる省エネ行動の啓発、グリーンカーテン設置による消費エネルギーの抑制などを企画・実施しています。

メガソーラー野田発電所
記者発表会

記者発表会には、環境省地球環境局長の森下哲氏も出席し「脱炭素化をめざして世界が進んでいくなか、大学は新しい時代を切り拓いていく優れた人材の育成や、技術の開発研究分野で大きな役割を果たしていく機関。一事業所として、千葉商科大学のようなネット・ゼロ・エネルギーの動きが広まっていくと良い」とコメントしました。

記者発表会
記者発表会

引き続き今後は、創エネ・省エネによって、2020年度目標であるガスを含む全てのエネルギーにおいて「自然エネルギー100%大学」をめざして、校舎屋上の太陽光パネル増設での自家発電、キャンパス内のソーラーシェアリングの実験等も開始しています。また、本学の仕組みをモデルに、近隣の教育機関等でも行っていただけるよう働きかけも行います。
再生可能エネルギー100%社会をめざし、引き続き学生、教職員が一丸となって取り組んでいきます。