時論

内田茂男学校法人千葉学園理事長(元日本経済新聞論説委員)による時論です。ときどきの社会経済事象をジャーナリストの視点で語ります。

2014年度

2015年3月30日

人々の「寛容さ」が失われる時代

わたしたちは新年早々、いわゆる「イスラム国(ISIS)」による日本人フリージャーナリストの殺害というショッキングな事件に遭遇しました。ISISばかりで…

2015年2月26日

碁盤は石で埋め尽くされたのか?

いつもそうなのかもしれませんが、日本の将来について、悲観的な見方が国内外で多いように見受けられます。高齢化が先進国でも例のないスピードで進…

2015年1月30日

借りるなら固定金利か変動金利か

ありがたいことに毎年、わたしの誕生日にゼミの卒業生が集まってお祝いしてくれます。いつもは銀座のレストランでご馳走してくれるのですが、ことし…

2014年12月22日

「一票の格差」とTPP

2014年12月の総選挙は、戦後最低の投票率のもとで自民党の圧勝で終わりました。この選挙で何が争われたのか、争点はあったのか、という議論がありま…

2014年11月28日

3つのハプニング

11月には大きなハプニングが連続して3つありました。第1は、17日に公表された2014年7~9月期のGDP(第1次速報値)です。実質GDPが消費税増税の影響…

2014年10月28日

経済成長と教育はどうかかわっているか(2)

前回では、経済成長は技術革新がなければ持続しない、と述べました。技術革新というのは、新しい技術やマーケティング手法などの発明、開発を指しま…

2014年9月25日

経済成長と教育はどうかかわっているか(1)

市川市の教育委員をしている関係で、9月初めに市川市の小学校、中学校約50校の校長先生方に話す機会がありました。テーマは「教育と経済」ということ…

2014年8月19日

成長は続く

前回は、先進国で持続的な経済成長が実現したのは1820年ごろからで、株式会社制度が現在のかたち、つまり株主の有限責任制が確立してからだ、と述べ…

2014年7月31日

経済成長の起源

日本経済はようやくデフレ経済から抜け出す気配をみせています。今後、成長経路に順調に乗れるのでしょうか。

2014年7月4日

人口減少は食い止められるか

安倍政権が現在の人口減少傾向に歯止めをかけ、2060年でも1億人は維持したいといういわゆる「人口1億人計画」を打ち出しています。

2014年5月26日

ニッポン人とアベノミクス

4月の消費税増税後も景気は持ちこたえているようにみえます。耐久消費財の一部に3月までの駆け込みの反動が出ていますが、非耐久消費財や娯楽・観光な…

2014年4月23日

すばらしき学生たち

久しぶりに学部生のゼミを持つことになりました。今年度入学生から始まった給費生試験に合格した学生向けのいわゆる特別ゼミです。