社会の仕組みを理解する
社会学は家族、仕事、環境などをテーマに人間の社会的行動や社会構造、文化、制度などを研究する学問です。人間社会学部では、社会構造や人々の行動を理解するため、幅広いテーマを社会学的な視点から分析します。これにより、現代社会のさまざまな問題や課題に対して、より良い対策を考えることができるようになります。
テーマ例
どうして今、「食」に注目するの?
毎日の食事が社会課題につながっていることを知ろう!
安くて美味しいものがいつでも、どこでも手に入る飽食の時代。その一方で、日本の食料自給率は40%を切り、私たちの食卓から生産現場は遠く離れ、無関心が広がっています。ブラックボックス化した食と農の間には、様々な不平等と犠牲が存在し、食料が大量に廃棄されてしまう現実があります。食の消費者から当事者へ。1本のバナナからサステナブルな未来を考えます。
どうして今、「体験」に注目するの?
人々の嗜好が「モノ」から「コト」へ変化しているからです!
アニメやドラマの舞台を巡るコンテンツ・ツーリズムや音楽フェス、スポーツ・イベント等様々な「体験」に注目が集まっています。私たちが、モノやお金だけでなく、「好き」なことへの関わりにも高い価値を見出しているからです。その背後には、人々の「好き」を生み出す文化や社会の働きがあります。形に残らない「体験」に価値を与える社会の仕組みを一緒に学びます。
授業紹介
PICK UP学部入門:社会学の世界
私たちは、日々「社会」の規則に従い、無数の人々と関わり、様々な関係を築いていますが、そのことに無自覚でもあります。「当たり前」すぎて意識できない「社会」を可視化し、見落とされがちな課題を発見するための最初の一歩がこの授業です。
PICK UPその他の社会学の授業
都市社会論
都心回帰や格差等の日本の都市問題の理解とともに、都市コミュニティをベースとした実践から協働するための方法を学びます。
農と食の社会学
農と食のつながりを社会学的に分析し、その再構築に向けた動きを紹介します。マルシェは、ローカルで農と食をつなぐ代表例です。