河田美智子ゼミナール(産業組織心理学研究)

誰もが自分らしく前向きに働くために、自己理解の深め方と働きやすい職場づくりについて考える

研究テーマ紹介

労働環境が目まぐるしく変化するなかで、自分が望むキャリアを自己決定できること、生き生きと働き続けることを叶えるために、企業組織は何をすべきか、一人ひとりは何ができるかを考えるゼミです。
「働く」ことは、誰にでもついてまわります。働くことの幸せを他人任せにせず、自分でマネジメントしていくためには、自分と向き合い続けること、自分と他者の違いについて分析することが欠かせません。そしてまた、企業の仕組みや制度を理解し、ストレスを増大/軽減する職場環境や柔軟な働き方の動向についても把握しておくことが大切です。
自分はどんなときにモチベーションがあがるのか? バイト先の新しい上司と合わない気がするのはどうしてなのか? フレキシブルワークってどう活用すればよいのか? などなど、皆さんの身近で素朴な疑問を出発点に、一人ひとりが望む働き方の実現に向けて、一緒に研究していきましょう。

【研究キーワード】
キャリア発達、ワーク・エンゲイジメント、仕事における退屈、職場のメンタルヘルス、リーダーの自己理解、組織内コミュニケーション、エモーショナル・インテリジェンス、モチベーション、ワーク・ライフ・バランス

活動紹介

産業組織心理学および産業保健心理学に関する理論をベースに、自分が興味・関心のある問題に対して実証研究を行います。先行研究レビュー、仮説設定、仮説検証のための調査設計、データ収集、分析、結果の解釈までの一連の手続きを一つひとつ丁寧に学んでいきます。
2年次秋学期~3年次春学期は、研究の土台作りです。統計手法を学びながら、働く人のウェルビーイングに関わるトピックを幅広くインプットします。また、プレゼンテーションやディスカッションを通して、自分の考えを言語化する力、他者からのフィードバックを受け止める力を身に着けます。
3年次秋学期以降は、各自のテーマを選定して、研究計画の作成、データ収集、データ分析を実践していきます。同時に、自分自身のキャリアをマネジメントしていくために、自己理解を深め、他者との交流(他大学やビジネスパーソン含む)を促進する活動を学内外で行います。なお、活動内容は、学生の皆さんが希望するものを学生主導で進めていきます。

担当教員