学部長からのメッセージ

SDGsへ貢献する学びを地域とともに

人間社会学部長 齊藤 紀子

人間社会学部は2014年の創設以来、社会的課題にビジネスと産学官民連携をもって取り組もうとする「ソーシャルビジネス人材」を多く輩出してきました。 2025年度からは、これまでに築いてきたつながりと、研究活動を通して得られた知見を大切にしながら、学びをさらに発展させていきます。 地球温暖化や格差の拡大、地域コミュニティの衰退、差別・人権侵害など、SDGs(持続可能な社会の実現に向けた国際目標)の達成のために課題が山積するいま、人も社会も自然もよい状態(ウェルビーイング)をいかにつくり、持続可能にしていくかが問われています。 新たな教育プログラムでは、「人・社会・自然のウェルビーイング」をキーワードに、見えやすい問題だけでなく、差別や排除など社会構造に潜む見えにくい問題も検討し、これらを乗り越えるための方法を考える力を養います。 持続可能な社会・地球をめざす取り組みの重要性が低下することはありません。SDGsやサステナビリティについて理解し具体的行動のできる「サステナビリティ人材」を求める企業組織は確実に増えています。人間社会学部はこうした企業組織で活躍する人材を地域とともに育成してまいります。