3月2日に2024年度より開設する大学院中小企業経営管理コースを記念し、講演会を開催しました。
第1部講演会では独立行政法人中小企業基盤整備機構理事長豊永厚志氏にアフターコロナの中小企業の課題と支援機関・中小機構の役目についてお話しいただきました。
豊永理事長は「中小企業の未来を4X・S&Wで切り拓く」と題し、物価高や人手不足による中小企業の減少に歯止めをかけ、成長・発展し事業を持続させるために必要なのは「4X=BX(ビジネストランスフォーメーション)、DX(デジタルトランスフォーメーション)、EX(エクスポート)/モノとサービスの輸出、GX(グリーントランスフォーメーション)」であると説明しました。さらに強靱化のためには「S&W=Sustain(事業承継、事業継続)とWell-Being(従業員の幸福、人材確保、働き方改革)」に対応すべきだと語りました。
第2部講演会では本学大学院商学研究科客員教授秋田舞美氏に「with AI時代を生き抜く中小企業、生き抜く中小企業診断士」と題して講演いただきました。
生成AIの活用やDX化による生産性向上でリソース不足をカバーし、中小企業の特色である迅速性、多様性、共感性を発揮できる事業を展開することが必要であると、事例を交えながらお話しいただきました。また、そのために中小企業診断士は企業から信頼や安心を獲得して伴走支援していかなければならないと伝えました。
第3部懇親会では「中小企業支援の輪を広げる」をテーマに、本学在学生と本学を修了した中小企業診断士、中小企業支援機関関係者をはじめ、関連企業様及び一般の方との広く交流を深め、中小企業の支援に関する日頃の活動の情報収集や意見交換を行いました。
関連リンク