さんむ田んぼアートプロジェクト

農・食・アートのまちおこしを学ぶ

千葉県山武市と人間社会学部が連携した本格的な活動が2016年度よりスタートしました。その第1弾として、「さんむ田んぼアートプロジェクト」に参画しています。
私たちが食べている米にはさまざまな種類があり、葉や穂の色もそれぞれに異なっています。色とりどりの稲を使って田んぼに絵を描き出すのが田んぼアート。「さんむ田んぼアートプロジェクト」は、山武市・福島県相馬市・神奈川県横浜市というそれぞれ海に面した3つの土地で同時進行でアート制作を行う「大地を繋ぐ田んぼアートプロジェクト」の一環として実施され、3つのチームは互いの土地を行き来しながら農の中に根ざしたアートを通じた交流を行っています。
山武市ではこのプロジェクトを、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた新しい観光コンテンツ作りの1つとして、地域の活性化、グローバル化もめざしています。学生たちは山武市にこのプロジェクトに関わることで、将来に活かせる地域活性化やまちづくりに必要な知識とスキルを学びます。また、田んぼアートを通じた東日本大震災の被災地である相馬市との交流から、被災地の復興を支援するアイデアと実践について理解を深めます。

さんむ田んぼアートProject
さんむ田んぼアートProject

田んぼアートは、プロジェクトの運営メンバーをはじめ、市役所、地域の方々による円滑な連携で成り立っており、この活動に関わることでまちおこしを実践的に学ぶことができます。田植えには子どもたちや外国人の参加もあり、世代や国籍を越えてたくさんの人々が交流することが地域の活性化に繋がると思いました。

中居明日香(宮古高校出身)