松本 理一郎ゼミナール(異文化の謎を探る)

研究テーマ紹介

一人の高校生のある日の朝起きてから寝るまでの行動を考えて見よう。
朝7時に起床し、歯を磨き、朝食をとり、制服に着替え、バスに乗って通学し、午前の授業(体育、数学、生物、英語)を受け、昼食をとり、午後の授業(公民、国語)を受け、放課後クラブ活動(サッカー)をし、帰宅し、8時に夕食をとり、入浴し、自分の部屋にもどり、ゲームをし、ラインで友達とつきあい12時半に寝ます。
これらの中で食欲、睡眠欲を除いて、ほとんど全てが文化現象です。日本でも時代が違えば、違ってきます。江戸時代なら、学校も、バスも、サッカーも、ゲームも、ラインもありません。現代でも外国と比べると、いろいろな違いがでてきます。
例えば、どのように起きるのか(目覚まし)、何を食べるのか(普通朝食に焼き肉は食べません)、どのように食べるのか(インドでは普通手で食べます)、どのような服を着るか、いつ授業が始まるのか、授業時間は何分か、どのようなクラブ活動があるのか、夕食に何を食べるか、風呂になぜ入るのか、などなどこのゼミでは日常生活の衣食住に始まり、価値観(男子が泣くことははずかしいことなのか)、経済観念(なぜお金があるのか)、法律にいたるまで、自分たちの文化と違う文化を比較することで、明らかになってくることに注目し、人間とはなにかについて調べ、考えていきます。

活動紹介

配布プリントをもとに話し合い、レポートを書き、ゼミでの発表を通じて、口頭及び文章でも発表能力をつける通学の活動に加え、2年生(横浜中華街)、3年生(港区ファッション中心地)、4年生(東京地裁)でのフィールドワークを通して、あたり前すぎて気づきにくい文化の特徴について発見し、あわせてゼミ生同士の親睦をはかります。また、各学年ごとに、年2回の親睦会、全ゼミ生合同の会(年1度)もあります。

松本理一郎ゼミナール活動紹
松本理一郎ゼミナール活動紹

学生の声

経済学科 松田 千尋
松本ゼミは先輩(OB、OGを含む)とのつながりがとても深いゼミです。お昼を一緒に食べたり、皆が仲良くなる機会が多くとても楽しいゼミです。授業では異文化にふれ、自分の意見を発表し、新しい発見があるので啓発されます。

担当教員