税務プロフェッションコース:Vol.7

2019年4月から税理士事務所を独立開業。覚悟を持って仕事と勉学の両立に専念しました。

土屋宗一さん

土屋宗一さん
税務プロフェッションコース 2018.3月修了

会計ファイナンス研究科を選んだきっかけやポイントはなんですか?

本学会計ファイナンス研究科を選んだきっかけは、たまたま書店で社会人向け大学院情報誌にて本学のことを知ったことでした。そのときの私は、税理士法人に30年勤務し、税理士試験に3科目合格していた私にとって、税理士試験での5科目合格しか眼中になく、働きながらの大学院への通学は不可能と考えていました。しかし入学説明会に3度足を運び、土日の終日と平日の夜の時間で履修可能ということを知り、これならば仕事と勉学の両立も可能であると決断したことが選んだポイントになります。

学んでみて、気づいたことや変化したことはなんですか?

本学大学院における学びは期待通りでした。その設備や図書館などのハード面はもちろん、事務方のスタッフの皆さんや教授陣そしてカリキュラムの内容などのソフト面も素晴らしいものでした。また、勉学を共にする仲間の大半は社会人であり、皆、目標達成のため真剣そのものでした。このような環境と仲間である人との出会いが、私にとって大きな財産と経験になりました。また本学大学院での勉学を通じて学びの姿勢もかわりました。これまで実務上のテクニックや詰込型の受験勉強が中心でしたが、大学院での学びは疑問に対して鋭く見つめ深く掘り下げて研究するという姿勢を学びました。このような姿勢は今後の人生においても大いに役立つと考えます。

修士論文の執筆で大変だったことはなんですか?

修士論文は、私にとって初めての経験であり、まず修士論文とはいかなるものでどのような形式を整えなければならないのかを調べました。そしてなにより苦労したのはそのテーマ選びです。本学のカリキュラムを通じて50単位(当時)を取得しましたが、その履修を通じて租税法特に国際租税法に興味を持ち、その疑問をテーマとして膨らませ、4章立てそしてそれぞれの章をさらに4節立てとして設計図を作成しました。この章立て節立ての設計図の作成作業が一番苦労したことでした。

先生方のご指導はどうでしたか?

本学大学院の先生方は、学術の分野で活躍された方と実務の分野で活躍された方がおられましたが、私が出会ったすべての先生が、その真剣さと厳しさそして熱意も持って接してくださいました。それは先生方のこれまでの経歴からくる自信と誇りからくるものであり、大学院生の修了後のことを考えてのことだと理解しました。よって私は可能な限り自分が履修したすべての科目を全力で取り組みました。特にゼミの指導教授である趙先生には、テーマ選びから章立て節立てと厳しくご指導いただき、本当に感謝しております。

在学中は、仕事や時間のやりくりなど、どんな工夫をされていましたか?

仕事と勉学の両立には大変苦労しました。仕事は生活の糧であり絶対に手を抜くことはできません。よって大学院時代の2年間においては、仕事以外の時間はすべて勉強に捧げました。平日は残業後に4時間ほど、土日は授業も含め終日、そして年末年始、正月元旦さえも勉強特に修士論文作成に費やしました。ここで私がお伝えしたいのは、工夫もさることながら覚悟だと思います。大学院生活の基本は2年です。この2年は非常に短いです。仕事と勉学を両立させるためには覚悟をもって他の雑念や趣味は忘れて仕事と勉強に専念していただきたいと思います。

修了後、院生同士で交流はありますか?

本学大学院修了後、ゼミの親睦会が4月と9月の年2回あり、先生を囲んで修了された先輩方と現役の在校生のほぼ全員出席で親睦と情報交換をしています。修了生はいかに職業会計人として成功するかの情報交換をし、在校生はいかに修士論文作成に辿り着けるかの情報交換を行っています。私にとって本学で知り合えた仲間との交流は、仕事における今後の励みとモチベーションアップにつながっています。

修了後、キャリアに変化はありましたか? (大学院での2年間は現在の仕事につながっていますか?)

本学大学院入学前に、税理士試験に3科目合格していたため、修了後国税庁に税法2科目の免除申請をし、2018年11月に免除通知を受けたことにより、2019年1月に東京税理士会神田支部にて税理士登録をいたしました。そして30年間勤務した税理士法人を退職し、2019年4月1日より神田駅前にて独立開業いたしました。

今後、受験を考えている方へのメッセ-ジをお願いします

本学大学院の入学を希望される方の大半は、税理士又は会計士などの職業会計人を目指されていると思います。その意味で、本学大学院は最高の設備(事務方のスタッフの皆さんを含め)、教授陣の先生方、そして目標を同じくする真剣な仲間達に出会うことができます。そしてすでに多くの修了生が職業会計人として活躍されています。この最高の環境を生かすのは入学を希望されるあなた自身です。ぜひ本学大学院を信じて頑張っていただきたいと思います。