地域プロデューサー養成プロジェクト

まちを賑わす観光ビジネスモデルを考える

「地域プロデューサー養成プロジェクト」は、大学生観光まちづくりコンテストへの参加を通じて、コンテストが対象とする地域を観光で活性化するアイデアの提案に挑戦しています。
地方における人口減少は、経済の低迷や都市部との格差の拡大といった懸念があります。この課題を解決するものとして高い効果が期待されるのが観光であり、まちを賑わす新しい観光ビジネス、地域の名産を使った商品開発などに関心が高まっています。このような観光を軸としたまちづくりの知識とスキルを養い、まちの活性化を推進する人材の育成を目的に実施するのが「地域プロデューサー養成プロジェクト」です。実際に地方のまちを訪れ、文化、歴史、産業などの資源を最大限に活用した新しい観光プランづくりに取り組むことから、まちを賑わす企画立案の方法に理解を深めます。学生たちは考えた観光プランを地元の方々に発表、意見やアドバイスを取り入れたプランの改良を行い、大学生観光まちづくりコンテストに応募します。 2015年度のコンテストでは、対象地域の青森県の中から弘前市の名所、弘前城で行う結婚式のプランを発表し、第2位に相当する青森県知事賞を受賞しました。また、2018年度は福井県美浜町の観光プランを提案し、「北陸経済連合会賞」を受賞しました。

地域プロデューサー養成プロジェクト
地域プロデューサー養成プロジェクト

このプロジェクトでの私の目標は、課題発見力や課題解決力を鍛えること。インターネットで調べることはできますが、土地の様子や観光客の傾向などは実際に行ってみなくては分かりません。フィールドワークでは「なぜ?」という視点を持ち、直接話を聞いてこそ地域の課題を明らかにできるということを学びました。地元の方々との交流や、郷土料理を楽しめることも魅力です。

堀田知里(東金高校出身)