真間あんどん祭り

さまざまな世代が交流するイベントからまちづくりを学ぶ

2015年度より本学近隣の真間山弘法寺と参道周辺の商店街、市川市と協力して、弘法寺へと続く石段を手作りの行灯でライトアップし、境内でライブコンサートや盆踊りを行うイベントの運営に参加しています。このイベントは、市川市真間地区で行われる夏の風物詩「市川ほおずき市」と「灯籠流し」と同日に開催するもので、同地区により一層の賑わいを創出することが目的です。
ライトアップには、地域の小学生が人間社会学部の学生とともに手作りした行灯を使用しています。地域に住むさまざまな世代が一堂に会するイベントで、子どもたちは自分で作った行灯が石段を灯す光景に地域への愛着を深める一方、住み慣れた地元への思いを強くする高齢者の方々もたくさんいます。ライトアップにより夜の景観が演出された弘法寺に住民が集うイベントを通じて、地域の魅力を再発見する機会を提供すると共に、このイベントに参加する学生たちは人間社会学部の学びの分野である福祉についての理解を深めています。さまざまな世代の地域住民との交流を通じて、地域で取り組む支援やサービスとは何かを考えます。

真間あんどん祭り
真間あんどん祭り

子どもたちと一緒に作った行灯が地域でどんな役割を果たすのか、ということに興味がありました。当日、自分たちで作った行灯を嬉しそうに飾っている子どもたちの姿や、「楽しかったよ。ありがとう!」という言葉にやりがいを感じながら、地域の方々が積極的に参加してくれたからこそ、きれいにライトアップすることができたのだと思いました。

粂川藍里(野田中央高校出身)