銀座芋ROCKプロジェクト

ソーシャルビジネスを実践的に学ぶ

2015年度より「銀座芋ROCKプロジェクト」(主催:農業生産法人 株式会社銀座ミツバチ)に参画し、本学1号館屋上に設置したプランターで学生たちがサツマイモを栽培しています。
大都会でもミツバチが育つ豊かな環境作りをめざし、銀座のビル屋上の緑化に取り組む(株)銀座ミツバチが立ち上げたこのプロジェクトは、屋上緑化の一環で栽培、収穫したサツマイモを使った芋焼酎の生産、販売を行っており、2015年度は本学で収穫されたサツマイモ4kgを提供しました。 屋上緑化には地球温暖化の緩和、省エネルギー対策といった環境問題の解決と共に、屋上緑化の取り組みとして栽培されたサツマイモを地方の醸造所に委託して芋焼酎を生産することは、地方経済の活性化の一役を担うことも期待されます。環境問題や地域活性化といった社会の課題をビジネスで解決するソーシャルビジネスが注目される中、人間社会学部もソーシャルビジネスを学びの柱に据えています。学生たちは栽培したサツマイモが芋焼酎として販売され、その収益で継続的な事業として発展するプロセスを学びながら、社会的課題を解決するビジネスアイデアの発想力と具現化する力を身につけていきます。

銀座芋ROCKプロジェクト
銀座芋ROCKプロジェクト

私たちが収穫した芋だけではとても足りませんが、焼酎用にいろいろな場所で芋を育てているので、関わる人たちとの繋がりを感じられます。育てた芋が焼酎になって販売され、地域に広まっていけば交流も生まれるし、高齢者施設で栽培すれば、利用者が屋上へ歩いて水をあげに行くことで、自立支援にもなる。屋上栽培にはさまざまなメリットが考えられます。

中川西瑞輝(東京学館船橋高校出身)