現場から観光まちづくりの方法を学ぶ
まちなみ塾では、実際の現場に赴いて現地の方から直接観光まちづくりの方法を学んでいきます。コンセプトは、あるく・みる・きくの観光以上、調査未満。通年で通うフィールド(重要伝統的建造物群保存地区など)を設定し、まちあるきをしながら、キーパーソンやアクターに取材を重ねていきます。2021年の活動初年度は県内の香取市佐原に3回うかがいました。さまざまな試行錯誤のなかで、まちが観光まちづくりにシフトしていく過程を教わるたびに、まちの味わいが深くなりました。まちなみ塾では、こうした活動をとおし、持続可能な開発目標(SDGs)のひとつである「住み続けられるまちづくりを」に対する企画力を身につけていくことを目標としています。
来期(2022年度)の予定
- 通年フィールド:茨城県桜川市真壁
- 地方出身の学生を対象とした月島や谷中などの東京ほっつき歩き
私たちは同じ県内にありながら佐原の存在をあまり知りませんでした。訪問を重ね、地域の方にお話をうかがううちにリアルな魅力や課題を知り、徐々に「佐原のまち」の見え方が変わってきました。活動メンバーの雰囲気もアットホームで楽しく取り組むことができます。佐原で学んだことを今後の活動に生かしていこうと思います。
田中息吹(市立柏高校出身)