フードバンク・学生チーム

食品ロスから社会問題の解決に取り組む

フードバンク・学生チームは、2021年4月に発足しました。フードバンクとは、まだ食べることができるのに捨てられてしまう食品ロスを生活困窮者やその支援団体に届ける活動です。学生チームの活動は、市川市内のこども食堂や生活困窮者支援団体などの視察、調査を行うとともに、市内でフードバンク活動に取り組む市川市社会福祉協議会と連携し、フードパントリーの企画・運営を行っています。

現在は、フードパントリーがメインの活動です。フードパントリーとは、食品の支援が必要な人が必要な時に、受け取ることができる場を設置することで、コロナ禍が長引く中、学内でも学生同士でこのような(支え合い)の活動を行えないかという思いから、2021年12月から月1回のペースで定期しています。学生チームは、チラシの作成、情報の発信、お米や飲料水の小分け作業、当日の配布という運営の全てを担っています。

フードバンク活動は、企業の廃棄ロス削減、人にやさしい社会をつくるSDGsの達成に大きく貢献するもので、ソーシャルなアクティブ・ラーニングを進める人間社会学部にとっても、学生が社会問題を知り、その解決に向けて自ら活動を行う場の提供になっています。

フードバンク・学生チーム
フードバンク・学生チーム

大学に入学した時に初めて、SDGsを知りました。特に食品ロスに興味持ったことがこの活動に参加した一番のきっかけです。また、社会制度や支援を受けられないが、経済的影響により生活困難になってしまっている人がいるという課題が身近な問題であるとも感じました。特に身近である、一人暮らしの学生の負担がコロナ禍により大きく影響しており、私たち学生が何かアクションを起こすことで解決できるのではないかと思い、社会問題であるSDGsの食品ロスと一緒に取り組むフードパントリーの活動を始めました。
この活動を通して食という観点から、学生の生活を支援し、勉学やさまざまな経験や活動などに力を入れて欲しいと考えています。そして、生活に対する精神的な悩みや相談事へも気軽に話してもらえるような環境を整えていきたいです。

横田千乃(敬愛学園高校出身)