宮澤 薫ゼミナール(マーケティング研究(ブランド戦略研究))

主体的に、そして楽しく、ブランドの「魅力」を探し続けるゼミ!

研究テーマ紹介

綾鷹と伊右衛門、店頭に2つのブランドが並んでいたら、みなさんはどちらを選びますか。それはなぜでしょう。製品の特徴、パッケージ、広告、おまけ、陳列、価格など、さまざまな理由があるのではないでしょうか。本ゼミナールでは、マーケティング研究の中でも特にブランドについて学んでいきます。例えば、成功しているブランドと課題を抱えているブランドについて、その理由を消費者の視点から考えてみるといったこともブランド研究の1つでしょう。ゼミ活動では、グループワークやディスカッションを行ったり、文献を読み進めることによって、ブランドに関するさまざまなテーマに取り組んでいきます。また、こういった活動に加え、企業様からご提示いただいた具体的なマーケティング課題に対し、自分たちなりの提案を行う実践的な活動の機会も多く設けています。

活動紹介

2~3年生は、グループで取り組む活動がメインです。4年生は、2、3年次で得たマーケティングの知識をもとに卒業論文の作成に取り組みます。2022年度の活動は以下の通りです。

【2年生】
広告代理店の博報堂様から「大学生の選挙の投票率を高めるための戦略と施策を提案する」という課題をいただき、チームごとに取り組みました。課題の取り組みを通して、マーケティングの基礎知識を身に付けると同時に、スケジュール管理、プレゼンテーションと質疑応答への対応など多くのことを学びました。

【3年生】
春学期はインタビュー調査の方法を学び、それらを通じて植物性ミルクに対する消費者のインサイトを調査しゼミ内で発表を行いました。秋学期はファイントゥデイ資生堂様から「男性化粧品ブランドUNOのマーケティング戦略の提案」という課題をいただき、1月の企画提案プレゼンテーションまで約3カ月、グループで力を合わせて取り組みました。その他にも、希望者は夏に株式会社メンバーズのビジネスコンペに挑戦し、意欲的に活動しました。

【4年生】
これまで学んできたマーケティング理論と自分の興味を結びつけ、卒業論文の作成に取り組みました。例えば、「優れたサービス・エンカウンターが顧客満足向上に及ぼす影響—スターバックスコーヒーの事例を用いて—」「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのブランド連想構造」「女子大学生の象徴的消費—ルイ・ヴィトンのケースに注目して—」「ブランド・コミュニティがブランド・ロイヤルティに与える影響—Kawasaki Riders' Club KAZEの取り組みに注目して—」などのテーマで研究を進めました。その他にも、希望者は株式会社宣伝会議、株式会社博報堂のビジネスコンペにも挑戦しました。

宮澤薫ゼミ
宮澤薫ゼミ

学生の声

サービス創造学科 平野 香寿希
宮澤ゼミは、ブランド戦略について学ぶことのできるゼミです。講義だけでなく学生同士のディスカッションからも多くのことを学ぶことができます。また、企業様のご協力のもと、具体的なマーケティング課題にも取り組みます。課題は大変でしたが、熱心に取り組むことでマーケティング知識や、プレゼンテーション技術などを大きく伸ばすことができました。先輩と後輩、先生とゼミ生の距離も近く、いつもアットホームな雰囲気です。メンバー間の仲も良く、ディズニーやBBQ・スノボに行ったりと、勉強だけでなくイベントも多くあります。いつも楽しく、和やかな雰囲気のゼミです。

サービス創造学科 横尾 佳奈
宮澤ゼミでの活動を通して「伝えること」の大切さを学ぶことができました。ゼミではグループに分かれ、企業の方から頂いた課題に数カ月間じっくり取り組みます。それぞれ考え方、視点が異なるため、考えを伝える時にはメンバーに快く受け入れてもらえるような言い方を心がけたり、相手の意見を批判しないなど、「伝えること」に重きを置いてきました。また、企業の方に対しても、自分たちの企画を前向きな言葉を使ってポジティブに伝えるように心がけています。
どんなに分析が得意でも、アイデアマンでも、相手を思いやることができなければ、素晴らしい提案を行うことはできません。そういった経験を共にするので、宮澤ゼミのメンバーはみな思いやりに溢れています。「宮澤ゼミに入ってよかったな」と課題が終わった後に必ず感じる素敵なゼミです。

担当教員