大下 剛ゼミナール(流通・物流とロジスティクス研究)

企業に対する課題解決提案を通じて「学問」や「活動」から学んだ内容と「企業」からの学びを融合!
事実と理論を結び付け、自ら考え、行動できる人材へ!

研究テーマ紹介

現在、日本の流通部門や物流部門では高度なサービスが展開されています。一方で、労働力不足や環境対応が課題になっています。企業がこれらの外部環境に対応しながら、よりよいサービスを創造していくには、何をすればよいのか。これらの課題に取り組むにあたり、「流通論」や「物流論」といった社会的な視点を理解するのが必要です。
そのうえで、企業の経営戦略において重要性の高まっている「ロジスティクス」について、一緒に勉強しながら、現代のさまざまな問題にどう対応していくか、みんなで議論していきます。

活動紹介

活動紹介 ゼミ活動も5年目を迎えて様々な取り組みを行いました。2024年度に実施した主な活動は以下の通りです。

【2年生】
コクヨサプライロジスティクス株式会社様から提示されたBtoB通販サービス「カウネット」の新たなサービス創造や廃棄物削減の取り組みをテーマにグループワークを行いました。最終報告を、品川にあるコクヨ本社ショールームTHE CAMPUSにて行い、企業の経営者から貴重なフィードバックを頂きました。

【3年生】
春学期には、3号館1階にある大学生協の店舗を対象にした売上増の施策を検討しました。提案した内容の一部を実際に店舗で実施して、効果測定も行いました。秋学期には、京都先端科学大学の3年生とオンラインでチームを組んで、日本郵船株式会社から海上輸送に伴う梱包資材の削減・有効活用の提案を行い、企業のプロジェクトチームの方から講評をいただきました。

企業が今まさに直面している課題を扱うため、ゼミ活動は毎年バンバン変化します。流通や物流は多様な視点が求められるので、経営学・マーケティング・サービス創造といった様々なアプローチを試みています。
その中で、プレゼンテーションや課題解決の力を習得できるようにしたいと思っています。

大下剛ゼミ
大下剛ゼミ

学生の声

サービス創造学科 渡邉 亮太
私が思う大下ゼミの魅力は企業の方との関わりがあるという点だと思います。グループワークで企業の方に提示された課題に取り組む際に、学生だけで考えるのではなく実際に企業の方にアドバイスやフィードバックをもらい、より高いレベルで考えることができ、自分自身の成長にも繋がります。また、座学だけではなく、物流施設の見学など実際に現場で学ぶことが出来るのも魅力です。学び以外にも行事イベントを学生で考え、今年はゼミ合宿を実施するなど、学生中心のゼミ活動を行っています。私はこのゼミに入り毎日の学校生活が充実しています。

サービス創造学科 木曽野 なつ
大学に入るまで流通について詳しく学ぶ機会はなく、私生活で利用することはあっても学問的にとらえたことがなかったためイメージがわきにくかったのですが、大下ゼミに所属して企業の方の協力のもと、さまざまな経験を経て理解を深めることができました。流通は知識以外にもマーケティングやサービス創造も必要であり、モノを運ぶことだけでなく流通の新たな在り方やより便利になるサービスの創造など、さまざまな考え方があり面白いなと思っています! 活動を経て考えや理解を深められる企業課題に取り組める点も魅力だと思います!

担当教員