歴史を学び、社会について考え、自身について考える。そして自身の生き方ややり方を思索する。
研究テーマ紹介
歴史を学ぶということは、単なる暗記でも知識の集積でもありません。もちろん最低限の知識は必要ですが、そこから自らのテーマを探し、そのテーマについて探究することから歴史の研究ははじまります。過去の出来事を拾うだけではなく、それについて先人がどのように記載してきたかについても追いかけることから、自身がそのテーマについての叙述をおこない、卒業論文として仕上げていきます。
活動紹介
2年次ゼミでは、1冊の本を輪読するという事からはじめます。何を読破するかは毎年変わりますが、日本と西洋との歴史的関係、西洋が歴史的に世界を支配するようになったプロセス、ヨーロッパという集合体が歴史的に形成されてきた過程について学べるような入門書を選ぶようにしています。本を読みながら、調査すべき課題を見つけ、それをグループで調べ、まとめてゆきます。この過程で、本の読み方、論文の読み方を身につけ、さらに配付資料の作成の仕方、口頭発表の仕方、協働作業の実際など社会に出てからも必要とされる技術を学んでいきます。
3年次以降は、自身の関心にもとづいて時代や地域、そしてテーマを絞っていき、関連書籍や論文を読みこみ報告をおこないます。