小林直人ゼミナール(ビデオゲームの商学と情報工学)

娯楽(エンタメ)を学術的(アカデミック)に

研究テーマ紹介

ビデオゲームは総合エンターテイメントと称されることがあります。グラフィックス、サウンド、シナリオ、演出、そしてインタラクティブ性。ビデオゲームが産業として成功して40年余り、そのビジネスの在り方も様変わりし、開発技術も発展し続けています。しかしそれらがどう変化しようと、消費者がお金を払うかどうか決定するのは、一切変わっておらず、ただ一点。
そのゲームを面白いと思うかどうか。
です。

どのように面白いゲームを作り上げるのか。近年においてはゲームデザインという形で整理されています。それを諸々の問題と結び付け、積極的に課題解決を行わせたり、教育的手法と結び付けたりといった取り組みもなされています。

活動紹介

このゼミは「自分なりに面白いゲームを考えて作ってみること」そして「自分が面白いと思うゲームについて、ビジネスやデザインなど様々な視点から調べてみる」ことを通じて、工学的な考え方や科学的な方法の基本を身につけ、最終的には学ぶこと自体を楽しいと思ってくれることを目的としています。
様々なグループ活動をしながら、個別に教員と相談して各自が研究テーマを決めていきます。ゼミの時間は演習や学生の発表が主となりますので、私が何かを教える時間は少ないです。しかしもちろん「作りたいもの」や「知りたいこと」を強く主張してくれれば、積極的にサポートしていきます。

小林ゼミ
小林ゼミ

学生の声

商学科 阿部 駿祐
昔遊んでいたポケモンのバグが面白かったことがきっかけに「ビデオゲームのバグ」をテーマに選びました。研究室でVR(仮想現実)も体験し、現実のような世界が広がっていたことに驚き、この仮想世界がバグで混沌としてしまったら恐ろしいだろうとバグの影響について改めて感じました。ゼミは共通した趣味を持つ人が多く、会話が弾み有意義な時間を過ごしています。飲み会なども行い先生やゼミ生と親睦を深めています。

経済学科 長谷川 洸大
私は「多人数オンラインRPGにおける仮想経済」をテーマにしています。今は先生から「調査した内容を元に、経済を学ぶことが出来るボードゲームを作成してみませんか?」と言われ、挑戦しようと色々アイデアを出しているところです。ゼミでは「ゲーム作り」など新しいことにチャレンジする機会を設けてもらえています。難しそうだなと思ったものでも、いざやってみると面白い発見があり楽しませてもらっています。

担当教員